30.《ネタバレ》 オーディションで選んだ楽器未経験の女優たちをしごいてビッグバンド・ジャズの演奏を披露させるというコンセプトありきの映画。出落ちならぬ“ラス落ち”とも言うべきラストの演奏を見せるために書かれた脚本みたいなもので、いかにも広告屋とTV屋が考えそうな企画ですね。 ストーリー展開は『ウォーターボーイズ』とほとんど同じような感じ、竹中直人に至っては同じキャラなんじゃないかと錯覚してしまうほどです。ギャグも大人が観るのは恥ずかしくなるレベルで、それを若手(当時)女優たちのクサい演技で“これでもか”という圧で見せられるのには、正直辟易させられます。楽器指導にかける労力の何分の一かでも演技指導して欲しかったところですが、こういうのが監督の趣味らしいので如何ともし難い。あんなにやる気がなかったJKたちが半年ぐらいであのレベルの演奏が出来るようになる過程が、いくらギャグをまぶしたからといって説得力がなさすぎでしょう。まあ出演女優たちが三カ月ぐらいで実際にあれだけの演奏を披露できたわけだからという言い訳は出来るかもしれませんが、この人たちはたぶん相当な苦労をしたわけで、劇中のキャラ達にも努力の跡を見せる演出をして欲しかったですね。そして地方というか田舎をバカにしたような底意を感じてしまうのは、なんか嫌な気持ちになります、こういうところがフジTVらしいのかもしれません。あと、「人間は二種類に分かれる、○○と○○だ」というセリフが数か所で出てくるのですけど、わたくしこのフレーズが大嫌いなんです。軽々しくこのフレーズを使うってのは、やはりダメな脚本の証です。 などと文句を並べましたが、そうは言ってもラスト十五分の演奏シークエンスは文句なしに素晴らしいのは確かです。演奏が万雷の拍手を浴びて終了したあとJKたちの浮かべる笑顔と表情は、演じた女優たちが「やり遂げた」という満足感が表出した素の表情なんじゃないでしょうか。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-05-27 22:18:44) (良:2票) |
《改行表示》29.『平凡な男子高校生たちが初めてチャレンジしたクラブ活動を努力で成功させた物語がウケて男子シンクロが注目されたから、こんどは女子高生バージョンで作ってくれ。題材は…今度は文化的に音楽活動とか。まあでも、ありきたりじゃ意外性ねーから、そーだなー…ジャズがいいぜ!オトナっぽい音楽に女子高生が惹かれてチャレンジする物語。これいいよこれ!いっちょ作ってくれ!』 なんて言われて作ってみたような映画。初挑戦の競技でも体育会系集団だったから成功したボーイズと違って、下地がゼロからスタートしたのに一夏だけであれだけ上達できてしまうナンセンスさで感動できず鑑賞終了。 それにしても竹中直人さんは一種類だけのキャラクターをどこまで押し通すんだろう。 【役者の魂】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2017-01-25 17:55:36) |
28.もう10年も前か、みんな若いねえ。苦手な邦画のわざとらしいノリ、相変わらずですがちょっとほのぼのなところもあって、5点とさせていただきました。ちょこっとでしたが小日向氏が唯一、とても自然だったかなと・・・ 【HRM36】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-09-21 12:25:55) (良:1票) |
27.《ネタバレ》 一言でいえばよくある感じの映画。結末はわかってるし、途中もだいたい読める。観終わった後の印象はすごく薄いです。すぐに内容を忘れてしまうのでしょう。可もなく不可もなくです。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 5点(2015-03-12 20:40:17) |
《改行表示》26.《ネタバレ》 いきなり序盤の悪ふざけを見て機嫌が悪くなり、それが結構後まで尾を引く。主人公を含めた女子高生が揃いも揃って全く可愛気がないのも感心する(関口香織を除く)。自分としては主演女優が今でも好きになれないのだが、それは恐らくこの映画を見たせいだと思われる(関口香織役には好意的)。 ところで自分はこの手の方言が分布する地域の生まれではないが、近隣出身者としての感想を書かせてもらうと、劇中の方言が最もそれっぽく聞こえたのは意外にもフォークデュオの2人だった(兄役が地元出身とのこと)。このあたりからようやく機嫌を直して笑えるようになり、最後のステージ場面まで行けば制作側の意図にも素直に乗れるようになるので、最終的には挽回していたと言えなくもない。会場になだれ込んだ女子高生が鼻を赤くしていたのは何気にリアルで可笑しく、またネズミの御守りというのも悪くない。 ほかストーリーとしては、ご都合主義もいい加減なのも適当なのもそれ自体はそれほど気にならない。出演者が陰でまともに楽器の練習をして、劇中でも面白そうにやっている(関口香織役を含む)のでまあいいのではないかという気になるが、それより自分としては本仮屋ユイカという人の存在を知ったというのがこの映画最大の意義だった。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-07-29 19:51:48) (良:1票) |
25.面白い、っちゃ面白いけど・・中学生が考えたような安直な展開に今ひとつ作品としての深みを感じ得なかった、というのが正直なところ。これが高校の学園祭での自主製作ビデオ映画だったら文句なく拍手喝采なんですが。出演者達の楽器練習の努力にプラス1点献上。 【lady wolf】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-10-09 00:52:48) |
24.確かに、突っ込みどころは満載です。そんなにすぐに上達することなんてありえないです。でも、なんか見ていたら何でもいいから楽器を演奏したくなったし、音楽っていいなって気持ちになりました。 【茶畑】さん [地上波(邦画)] 5点(2008-03-17 23:39:24) |
【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-16 02:46:56) |
【eureka】さん [地上波(邦画)] 5点(2008-03-15 17:01:30) |
【すたーちゃいるど】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-03-02 14:47:31) |
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20.お約束のストーリー展開とお約束の竹中直人.この組み合わせだけで,うんざりしました.竹中直人の配役が普通の「わりと良い先生」だったら,印象も少しは違ったんでしょうけどね.女の子たちが楽しそうにジャズを演奏していたこと以外,あまり印象的なシーンは有りませんでした.「白石美帆って,女優としてこういう立ち位置なんだ」ってのが,見終わった後の第一の感想です. 【LB catfish】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2007-11-19 13:04:46) |
19.最近ヒットする邦画に出演してる方々が明らかに偏ってきている。日本映画が心配になる。こういう内容の映画は嫌いじゃないが、見てよかったとも思えない。 【あるまーぬ】さん [地上波(邦画)] 5点(2007-07-24 14:00:53) |
18.青春を描いたエンターテイメントとしては及第点。しかし、今まで練習をしてこなかった女子高生たちがいきなり上手にトランペットを吹いたり、ご都合主義的な展開が少し気になってしまった。上野樹里以外のキャラが無個性になってしまったように思う。上野樹里は好演してたが。 【こまごま】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-06-15 19:59:24) |
17.うーむ、、ものすごくぬる~い作品ですねぇ。ウォーターボーイズは面白かったんだけどなぁ、、、。小ネタが少ないし、そのせいか間延びしてるような感じでしたねぇ。いくら二番煎じ作品とはいえ、中身をもうちょっと作り込んでほしかったなぁ。 【あろえりーな】さん [地上波(邦画)] 5点(2007-03-04 12:06:59) |
16.「スクール・オブ・ロック」の出来損ないみたいな印象を持ちました。 【doctor T】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-01-12 16:48:53) |
15.もっとジャズを!!ばしばしやって欲しかった。音楽が物足りない。キャラクターとかは良かったけれど。 【まるばな】さん [地上波(吹替)] 5点(2006-10-24 15:50:54) |
14.《ネタバレ》 素人が上達し、ラストで気持ちよく演奏するシーンはなんとなく「スクール・オブ・ロック」の演奏を観た時の気持ちに似ていた。でもアタシにはジャズよりロックだ! 【アンナ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-08-07 12:49:17) |
13.ウォーターボーイズの焼き直しのバンド版。漫画ネタを実写で撮ったような感じの内容でした。 【MARK25】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-06-10 18:38:54) |
12.全体的にゆる~い空気で進行していき、ゆる~いままで終わってしまった。二番煎じの感はどうしても否めない。音楽映画というのは、やはり、最後は「コンテスト」みたいな場面で終わらないとダメなんだろうか・・・。なんかそういうベタなパターン自体にちょっと飽きてるのかも。まあ、優勝シーンみたいなのを挟まず、演奏が終わって満足そうなガールズの姿で終わっただけマシなのかもしれないけど。 【ころりさん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-16 22:02:22) |
11.《ネタバレ》 たとえばインドあたりで大量に生産されているエンターテイメントミュージカル活劇なんかを、目をほそめて、寛容な気持ちで楽しんでみてくださいと言われれば、それは私にもできる。つまり、一定の軽蔑心や侮蔑心をもって、同時に寛大な気持ちももった上でその作品を眺めてみろと言われるんなら、そのたぐいの映画を鑑賞することもできる。けど、自分の国でつくられた映画を、同じような気持ちで眺めてみろと言われても私には出来ない。ただ軽蔑心と侮蔑心が湧き上がるだけで、まったく楽しむ気持ちにはなれません。たんに不愉快なだけ。「山形」という要素が、そういう寛大な鑑賞を可能にさせているんだとしたら、それは山形に対してすごく失礼です。(もちろんインド映画でそれが可能だというのも、インドに対して失礼ですけど。) 「楽器の中からネズミが出ました。笑ってください」・・テレビのバラエティ番組でも、ここまで非-文化的なものは見たことがありません。もしこれが意味を無化したり落下させたりすることの逆説的な笑い(=ナンセンスギャグ)だというんなら分かるけど、この映画に出てくるネズミやゲロはそうじゃない。かといって、それは映像的な直接性の表現でもない。矢口史靖の映画に出てくるゴキブリやネズミやゲロは、「ゴキブリ」や「ネズミ」や「ゲロ」ってものの価値の低さを直接笑ってくださいってことでしかない。子供が「うんこ」のことを笑うのと同じように笑ってください、と。これはほとんど文化の否定に近い。こういう映画が興行的に成功するというのは、文化的に言って問題だと思う。 【まいか】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-03-29 02:54:10) (良:5票) |