12.全体として台詞回しも音楽も演出も大仰で過剰。中谷美紀さんはもともと表情も演技もオーバーアクト気味なのに、序盤の登場シーンから最後まで「熱演」にアクセルをかけてしまい、コメディかコントのようだった。逆に受けの立場の広末涼子さんは、終始引き過ぎで芯の強さを伝えきれない。得意な役回りだった木村多江さんはいつもの木村多江さん。3人の女性の設定にせよ、その後のサスペンスドラマの定番となった「崖シーン」にせよ、いまや多くの映画やドラマの基本枠組を作ってしまった作品であるがゆえ、その基本枠組を21世紀にどのように表現するのかが問われた作品であろうけれど、そうしたメタな視線をできるだけ排除して、昭和的な「正統派」路線でいったのが正解だったのかどうか。もう一歩踏み込んだ再解釈が必要だったのでは。 【ころりさん】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-07-19 07:05:19) (良:1票) |
《改行表示》11.《ネタバレ》 2時間サスペンスでやっとけばいいのにこれをわざわざ映画にする?って感じ。 古いせいかイマイチな部分も結構ある。 遺書のくだりなんかはわざわざ説明されなくてもみんな真相わかったんじゃないか。 事件の全貌が見えてからがやたらと長い。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-11-05 18:32:46) |
10.《ネタバレ》 失踪した夫を探す前半は楽しく観ましたが、後半は退屈で、重かったです。これがなぜ名作と言われるのかわかりません。戦前戦後を生きた方ならわかるのでしょうか? 【おやじのバイク】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-01-29 17:31:42) |
《改行表示》9.《ネタバレ》 映画の前半は、オリジナル(野村芳太郎監督映画)の省略された部分や不十分だったことを丁寧に扱って好感が持たれたが、後半から終盤の作り替えられた部分は何だろう。原作小説の内容とは近くなっても、雰囲気は遠くかけ離れたまた別の映画になってしまった。これが良いか悪いかは見る側の判断だろうが、私には暴走のように思える。 また映画の主人公を広末涼子が演じているが、これがまったく原作のイメージではないように感じられる。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-01-24 20:55:53) |
8.可もなく不可もない、凡作。自分はアイドル時代の広末涼子しか知らず、映画で賞をとったりと女優としての活躍をメディアを通して知っていた為、どのように成長したか楽しみだったのですが・・・まだまだのようですね。 【N.Y.L.L】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-11-08 08:32:57) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 佳作。広末涼子がミスキャスト。【ネタバレ注意】原作は面白いのだろうし、脚本も悪くない。あえて苦言を呈するなら、室田を中谷美紀が演じることで重要人物になるだろうことがわかってしまうというところだろうか。そして気になるのが広末涼子である。彼女がこの時代の女性を演じるのは無理があるのではないだろうか。ナレーションのときの声質も、どこか現代風の印象を受けてしまい違和感を持ってしまう。 【mohno】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-07-06 22:08:24) |
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《改行表示》6.キャストに関しては広末以外はほぼ完璧で、広末も他と比べたらちょっと見劣りするかなぁって程度なので許せた。 演出も手堅くて、見所もあるにはあった。 残念なのはシナリオ。 動機が余りにも自己中心的で同情の余地がない。 もう少し工夫して仕方のない犯行だったという印象を与えられなかっただろうか。 しかも、被害者の方も人としてどうなの?って感じで、殺されるほどの悪事ではないものの魅力的な人物とは思えなかった。 結局は二股の清算に小汚い策を講じて失敗というか、成功というか、無駄な血を流させたというだけの話。 終盤は感動の方向性に持って行こうとしていたけど、そんな犯人と被害者なので、とてもじゃないけど泣けはしなかった。 巻き添えを食らったその他の犠牲者たちにはお気の毒様と言いたい。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-04-14 22:01:48) |
《改行表示》5.《ネタバレ》 そもそも松本清張作品は当時としては画期的で面白かったのだろうが、その面白さゆえにその後、あまりに良くも悪くも使い古されてしまって、今となっては陳腐としか言いようないストーリーになってしまっている。その映画化だから、作品のネームバリューと同じぐらいのハンデもまた背負ってしまっていると、少し気の毒な思いもある。 それでもあそこまで仕上げたのだから監督の力量なんだろうなあ。キャスティングとして見れば、完全に主演中谷美紀、助演木村多江 だね。中谷の演技には圧倒されました。一応、ミステリーである以上、ネタばれはまずいので中谷主演とは謳えないだろうけど、プレミアや賞番組で中谷と木村の真ん中に広末がいて、私が主役です的に大きな顔をしているのには毎回イラついた。 【フラミンゴ】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-04-07 14:27:39) |
《改行表示》4.《ネタバレ》 観てて純粋に『夫』はどこに行ったんだろう?死んだのか?隠れているのか?こうした好奇心が湧いたのは丁寧な画づくりの賜物だと思います。しかし、それだけに脚本の甘さというか、いちいち人が死ぬ必然性を感じませんでした。どうも演者がかわいそうといいますか、これでは成立してるとは思えないです。 最後、事件の語り部が、なぜそのことを知りえたのか?わかりにくさは最後までつきまとい、集中力を削がれることこの上ありませんでした。 あまりに『起承転結』が欠落した映画が多すぎます。 もうちょっと身を委ねて映画を楽しめるようになればよいのですが。。。 【ろにまさ】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-03-13 10:25:49) |
3.《ネタバレ》 田沼久子は、モノクロ版のように、青酸カリ入りのウイスキーを飲んで死ななあかんやろ~~~。 【ケンジ】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-03-08 19:55:50) (良:1票) |
《改行表示》2.ずいぶん前に原作を読んだ記憶はあるが、こんなストーリーだっけ? 前半はともかく、後半は主人公である鵜原禎子(広末涼子)が置き去りにされているような気がするが・・・ どうでも良いが、中島みゆきが歌う主題歌『愛だけを残せ』は力強くて好きなんだが、この映画には合わないんじゃないか。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-12-08 00:15:46) |
1.《ネタバレ》 同行者は「おもしろかった」と言ってましたが…個人的には「いい映画」とは言い難い微妙な作品。後半の説明ゼリフ祭りが興を削ぎ、広末の超現代的芝居に鼻白み、オンリーユーの唐突さに腰抜かし、と欠点が多く目に付きます。演出のつたなさのせいか、たんなる殺人事件映画になってしまっているのも残念(ま、ポスター見た時点で人間ドラマを見られるとは期待してなかったけど)。中谷美紀はしっかり芝居してますが、他の映画の彼女に比べると、「手ェ抜いてんな」感がぬぐえません。 それと、『ゼロの焦点』というタイトルの説明がないのはどうして?これじゃ小説読んでない人はタイトルの意味がちんぷんかんぷんでしょう。 【ケルタ】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-11-25 14:45:01) |