4.《ネタバレ》 韓国オリジナル、中国でリメイク作品、共に見てきましたが、韓国オリジナルはまあぼちぼちのサスペンススリラーで良くも悪くはなく、中国のリメイク作品は90%以上がそのまんまのリメイクでそこに作品意義は無く、そして何故かそれに乗じて日本も参加・・
結果、後出し作品となるので、派手に面白くしようと、あれこれ凝ったスパイス足してしまってジャンル自体が完全にホラーとなり、やたら様変わりしてしまった事でオリジナルのリアル感やツンとしたシャープさやヒリヒリ感がまるで消えてしまってかなりダサイもんとなってしまってる。
まあ、犯人目の前にして危機感の足りない無能刑事のヤられ様というのは想定内の事なんでいちいちアレコレ言いませんけどが、あの犯人の拙さはあまりにも酷すぎでしょ、余裕かましてテクテクと歩いてしか追ってこない犯人の撮り方酷いもんでし、見ていてもうアホじゃないかというほどスロー過ぎてイヤになる。
結果的に犯人を除くと、盲人役の吉岡里帆や夜明けの刑事的な田口明日郎の役者陣その他は悪くなかったのですが、なんせ犯人役がダサすぎた事が致命的で褒めれた作品には全くなっていない。
唯一、褒めれたところと言えば、韓中作品では実は一箇所、その悲惨さに動物愛護団体が怒りを発しなければならないシーンが有りえてたんですが、こちら日本作では、まさか、お犬様に優しい結末と変えられていました。そこに関しては、まさかラストでホッとさせられ、よかったかなという感想でした。