10.《ネタバレ》 今までに観たコーエン兄弟作品の中で最下位。
「ある犯罪では捕まらず、無罪の別件で逮捕される」という形も、他のコーエン兄弟作品で観たことのあるような内容。
そして何よりテンポが悪い。
テンポが遅くても、それが心地よさを生めば問題ないが、この作品のスローテンポさは、退屈さを感じさせる。
評価すべき点は2つ。
一つ目は、冤罪の恐ろしさと、裁判の茶番さを訴えた社会派的な部分。
二つ目は、終始、純真無垢な少女として描かれていたスカーレット・ヨハンソンが、実は性的サービスをしてくれるような女のコだったというオチの部分。
これは非常に刺激的で、エロティシズム満開!
女のコをイメージだけで判断してはならないという警告か、それとも、単なる男の希望的妄想か。
いずれにしても、私があの状況に置かれたら、素直に身を任せます。
決して、ビリー・ボブ・ソーントンの様に「よせ!」とは言いません。