6.《ネタバレ》 「シェークスピアは大げさで品がない」これが仏人の本音か?で、不倫モノとして『オセロ』をパロディー的に描いたとも言えなくもないような。よってストーリーは小市民的でグダグダでどうしようもない。まさに昼ドラレベル。それが愚かな人間の悲劇であり喜劇であると言ってしまえばそれまでなんだが作品としてはイマイチかな。人は皆自分が舞台の主人公だと思ってる。だから、天井桟敷に観客はいない。が、天井桟敷に人々がいると錯覚・勘違いしてるって事なのかと。皆が自分の事しか考えてなくて、他人の事なんて無関心。皆が舞台の主人公でもあり、皆が天井桟敷の人々とも言えるのかもしれないが。ラストで主人公がカーニバルの群集に埋もれていく姿がそれを象徴しているような。有名な役者であっても所詮その他大勢の一人でしかないよと。製作時の時代背景や矜持は理屈としては評価できても、作品としては70年後の他国の民族が見ても共感できないというか、よく理解できない部分はありますね。 |
5.映画館で上映しているのを知って、ここでの高評価もあり、観に行きました。結果としては他の人が言うようにガランスに魅力を感じずにそこまで楽しめませんでした。また、1部と2部で合計3時間以上になりますが、1部ではあまり大きな盛り上がりもなく、気づいたらウトウトしていた感じです。後半はそれなりに楽しめましたが、それでもやはりガランスに魅力を感じることが出来ない事で、男達の行動に感情移入できませんでした。。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 5点(2012-01-03 09:56:01) |
4.《ネタバレ》 共感できる登場人物がいないのがつらい。舞台を途中で放り出し、妻子を顧みず過去の恋愛を追っかけてしまうバティストと成り行きで次々と乗り換える割にはバティストが忘れられないガランスには同情の余地もない。たくさんの男性を魅惑するガランスに魅力が感じられず、ひと目見て「美しい」と言わせるにはアルレッティでは説得力に欠ける気がする。登場人物に魅力がないので展開にワクワクするところがなく、3時間超の長丁場は正直つらい。大衆演劇で観衆が爆笑するところでこちらが笑えない「笑いのツボ」のずれも大きい。ドイツ占領下で3年以上かけて製作された執念は凄いと思うが、別の時代に作られていたらこれほどの評価を受けていたのかは疑問に思う。 【きーとん】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-09-28 19:42:59) |
3.ちょっとメロドラマ過ぎて入り込めませんでした。それだけに、この長さはきつかったです。 【色鉛筆】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-01-10 19:37:31) |
2.演技はみんな平坦だし、描写も同じようなやりとりばかりだしで、見ていて心引かれる部分がありませんでした。一部と二部に分かれていても、その対比や位置関係も明確に示されていません(同じ話が3時間続いているような感じ)。点数は、美術関係とエキストラの動員力に対して。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-03-23 04:14:08) |
1.登場人物を好きになれるかどうかで、この映画に対する感想が大きく変わってくると思います。私の場合は、ガランスが好きになれなかったので、彼女を取り巻く男たちの行動に共感できない部分が多く、第三者的な見方しかできませんでした。また、バティストが好きなら情熱的な男に思えるでしょうし、好きでないなら愚か者にしか見えません。シチュエーションだけで考えると、情熱的な物語なのに、私にはその情熱がまるで感じられませんでした。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-11-23 20:33:09) |