1.《ネタバレ》 ストーリーは悪くないのかもしれません。ただ、たかだかレズの噂が流れたからって、あそこまで白い目で見られなきゃあいけないのか!という痛々しさがありまして……。また、あの子供。憎ったらしいウソつき少女が、あまりにも憎ったらしくて、正視できませんでした。あの憎ったらしさは、最近では『ファインディング・ニモ』のダーラ(あの歯列矯正をしている女の子ですよ)と張るかも。いや、こっちの方が憎たらしさは数倍上だな。うんうん。あの子の言うことを信じる周りの奴等も一体何考えているんだか……。さらに終わり方がいけない。シャーリー・マクレーンあなたに不幸は似合わない。どんな状態でも明るくニッコリ笑ってくれないと、私はなんだかやりきれなくなってしまうのです。また、ヘプバーンの婚約者(ジェームズ・ガーナー)がいい人っぽいくせに、どうにもこうにも頼りない。やっぱり普段ヘラヘラしていても、大事なときにシャンとしてくれる男の人っていうほうがいいですよね。この逆をいっているので、どうも……釈然としないのです。あの子供の言葉を信じて、ヘプバーン、マクレーンを追い込んだ金持ち婆さんだって、やっぱり最後に救いが欲しかったはず。日本人気質の強い私としては「罪を憎んで人を憎まず」映画に惹かれるのです。ああ、救いが欲しいよぉーー(涙)。