1.何といっても、これがあの紺野美沙子様の映画デビュー作なのでございますよ!それだけでこの作品は歴史的保存価値ありです。知性、気品、美貌、親しみやすさ、愛らしさといったすべての要素を最高レベルで有しているという点において、私は彼女こそが史上最高の女優様であると信じて疑わないが、このデビュー作でもすでにその素養は堂々と呈示されています。まだこの頃はちょっとぽっちゃりしてるけどね(笑)。しかも、いきなり男装スーツ姿で登場かと思えば、浴衣にキャミソールにライダースルックに水着に(!!)と、不自然なほどサービス全開ではないですか!(浴衣のシーンなんて物語の展開上何の必然性もないぞ!)はい、私の目的は十分に達成されました。海洋もののくせに冒険がしょぼすぎとか、終盤はグダグダのメロドラマになっちゃったなんてことは、すでにどうでもいいのです。