30.《ネタバレ》 1933年オリジナル版を未見の方なら更に2~3点UPするかもしれないけど、生憎とこちとらウィリス・H・オブライエン渾身のクリーチャー・アニメーションに刮目させられまくった身なもんで。先ず本作の最も駄目ダメな点は、他の方も御指摘の通り「アン・ダロウがコングを恐れなくなった上にあまつさえ同情する」という悪しき1976年ギラーミン&ラウレンティス版の改悪点を踏襲したこと!何考えてんだ?ピーター・ジャクソン!ナオミ・ワッツに気を遣ったのか?それともお涙頂戴でハートフルにってか?33年版をリスペクトしていると標榜するのなら絶対にやってはならないミスだろ?お蔭で見る者のコングへの恐怖が80%ダウンだ!「アンと間違えて女性を掴み上げ人違いと分かるやポイ」の場面も路上でやっちゃあ台無し!アレは高層ビルの途中でわざわざ就寝している女性を掴み、違うとばかりポイと放り投げられた女性が転落死するショッキングさによってコングの自己中な身勝手さと得体の知れぬ怖さが際立つ名場面なんだろうが…!もう一つ、大事な点だが本作は大筋で33年版をリメイクしているという点。つまり、劇中で如何にアンやドリスコルやデナムがジェットローラーコースターの如く危機また危機に見舞われようと”絶対に死なない”ことが旧作知ってる観客にはモロバレということだ。それだけに首長竜スタンピード(大暴走)場面にも、T-REX団体さんで3匹登場にも、谷底のクモガニ襲撃場面にもスリル以前にくどさと生理的不快感が増幅され「大概にせんかい!」と言いたくなる。特に首長竜スタンピード場面は一頭ならともかくあれだけの数が暴走しているのに巻き込まれたデナムとドリスコルが絶対に踏まれない辺りはやり過ぎ、ワザとらし杉!しかもあんなヤバい局面で同時にラプトルが襲ってくる?絶対ありえねー。もうね、ハラハラするどころか一気に醒めた。あと、微妙にスパイダーマン入ったコングの動きもヒヒかクモザルみたいで軽々しく重量感に欠ける。巨大生物同士の闘いが取り入れられた分だけ76年版よりゃナンボかマシではあるが、それ以上でもそれ以下でもない。もしもオブライエンの消したい過去「コングの復讐」までリメイクしたら、アンタを本物のオブライエン・フリークだと信じてやるよ、ピーター・ジャクソン! 【へちょちょ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-12-10 02:04:52) (良:3票) |
29.猿系苦手なの忘れてた・・・いくらゴリラの顔アップにされてもゴリラの気持ちは分からんよ 【レッドホーク】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-03-02 03:30:09) (笑:3票) |
28.《ネタバレ》 29年前、渋谷のガラガラな劇場の最終回でラウレンティス版の「キングコング」を見たその場所(劇場は新しく建て替えられましたが)で、同じくガラガラな劇場の最終回を見てきましたが、見終わった後の印象まで同じよーなカンジで昔を思い出させてくれてありがとーPJ(もちろん皮肉)。なんだ、ラウレンティス版のリメイクじゃん、可哀想なコングちゃんですかそーですか。長々ダレダレ~っと見せられるワリに登場人物あちこち追いすぎてドラマが迫ってこないし、何かを凝視している登場人物のアップをスローで描いて、それが感情表現でござい、ってのを多用し過ぎててシロート臭くなってるし、コングはただの偏執狂みたいだし、なんつってもよーく知ってる物語以外に見せられるモノはゲームのデモ画面みたいなモンだし。つーか、アニメCG描き割りCG大乱舞、やたら細かいカット割りな状態は、もーアニメ。劇場のCMタイムに見せられた「ファイナルファンタジー12」の映像と同じ感覚で見ている私がいる、と。PJが描きたかったモノって、結局のところ、焼き直しやスピルバーグ作品の模倣だったの? もっともっと違ったオリジナルなセンスを見せてくれるんだろうと期待してたのに、所詮この程度だったのかなぁ。「マトリックス」の2本の続編同様、オタクに大金持たせるとロクな事にならない、って実例を更に重ねただけ、という印象でございました。ちゅー事で点数はラウレンティス版と一緒。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-12-21 23:55:11) (良:2票) |
27.《ネタバレ》 最初に言っておきますが、私は33年のオリジナル版の大ファンです。ですから純粋にではなくどうしても比較しての観点になってしまいます。まず何より一番気になるのは、アンがコングに情を通わせることです。これは過去のリメイク作から始まったことですが、オリジナル版ではアンはコングを終始恐怖の対象としてしか見ず叫び続けます。つまりコングの味方は誰もいないのです。それが孤高の王者コングの怖さや悲しさを際立たせていたのです。次に、やはり長い。オリジナル版はそれこそドリスコルが最初に書いた15ページの脚本のようにセリフが少ないのです。でもそこには無駄を省いた簡潔さが存在するのです。まさに言葉なんていりません。それからいわゆるオマージュが逆に気になりました。例えば倒したティラノサウルスの口をパクパクさせるシーン、オリジナル版では倒す度に敵の死を確認します。それがコングの用心深さや執拗さの表われとなる訳ですが、本作ではただのワンシーンにしか見えません。また「美女に殺された」という最後のセリフもオリジナル版と所々違うので、重みが感じられなく取って付けたような感じがしてしまいました。なんか文句ばっかりになってしまいましたが、もちろん良くなったところもあります。それはストップモーションより自然な迫力満点のコングや恐竜たちです(欲を言えばコングとティラノのバトルはアクロバティクではなくオリジナル版同様、差しの勝負が見たかった)。 最後に、ピーター・ジャクソン監督は33年のオリジナル版が大好きだと聞きました。確か劇中にカール・デナム監督を称して「愛するものを破壊せずにはいられない男」というセリフがありました。これはジャクソン監督が自身に向けたものではないでしょうか。 【ミスター・グレイ】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-12-20 00:10:54) (良:2票) |
26.《ネタバレ》 見るに耐えずに本気で「ウプ」と吐き気を催した映画はこれが初めてかもしれません。恐竜の島で生きたまま巨大ワームに腕の先から頭から食われていくシーン、四捨五入でオミソの歳になって新たなトラウマが、こんなハリウッドヒット作から与えられようとは予想だにしていませんでした。CGの進化ももうこの辺でストップさせていいのではないだろうか。終盤アメリカでのワッツとゴリラ(ごめん)のスケートシーンに妙な嫉妬を抱いたのは私だけではないはずです。ゴリラのくせに……。 【らいぜん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2009-06-13 14:18:30) (笑:1票) |
25.《ネタバレ》 全体として眠い映画だった。 ピーター・ジャクソンと言えば『ロードオブザリング』である。で、この『ロード』シリーズの最大の見どころは何かというと、特殊メイクとCGでできたクリーチャー(化け物)と、同じくCGでできた壮大な戦闘シーンである、と僕は思っている。しかしその二つが映画史上でもまれな高いレベルに仕上がっていたため、それだけでも充分に見る価値があった。 『キングコング』でも、見るべき箇所はCG場面だけ、という意味では『ロード』と同じ。だがこっちは、見る価値のある場面がロードに比べて圧倒的に少ない。 3時間という長丁場のうち最初の1時間は登場人物の事情やら舞台背景やら何やかんやの説明に費やされる。はなはだ退屈な時間帯。 そいで島についたら、驚いたことに「コングの島」じゃなくて「恐竜の島」なんだこれが。コングよりでかい恐竜たちが、何十匹も我が物顔で徘徊しておる。キングコング、島の主役じゃねーじゃん。人間が恐竜に近づいたら、大人しいはずである首長竜(ブラキオサウルス?)が一匹残らず、猛スピードで人間を追いかけ始める。で、なぜか崖っぷちまで追いかけてきて恐竜は足を滑らせてどんどん谷へ落ちていく。そういう意味のない独り相撲を描いてどうする。 それから、例によってコングが女性をさらって住処へと持ち帰るのだが……。コングの身軽なこと身軽なこと。丘から丘へひょいひょいと飛んで、土が崩れないし地面も揺れないてのはどういうことよ。その間、手につかんだ女性をブンブンと振り回しておる。全身粉々になってなきゃおかしいだろありゃ。 それからこの映画の最大の見せ場である、コング対ティラノサウルス?3匹の戦いとなる。ここも化け物どもの動きが速すぎて、重量感が全くないのよ。そういう数々の文句がありながらも、この場面は緊張感があってなかなか良い。 この場面に次ぐ見どころは、人間よりでかい巨大なヒルやらクモが人間を襲う場面。その気持ち悪さに(悪い意味で)背筋がゾクゾクしましたわ。あのキモさからするとこの監督、ホラー大好きだとしか思えん。 映画の見どころ、以上。コングがアメリカへ連れて行かれてからは、特記すべき場面なし。 【佐吉】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-01-27 01:45:04) (良:1票) |
24.島を脱出するまでで、この監督がやりたかったことはほぼ達成されちゃってる感じ。ニューヨークに着いてからの失速加減が余計に際立って見える。/カールの最後のセリフの豪快なはずしっぷりに「99%おめーの責任だろ!」とツッコまずにはいられない。B級モンスター映画みたいに、死んだと思わせといてもうひとふんばり襲ってきて、その手でカールを握りつぶしてくれ!と願わずにはいられなかった。 |
23.《ネタバレ》 古典的名作を現代の撮影技術で再現したいというのはリメイクの動機としては正しい。邦画では考えられないような額の潤沢な資金と、高い技術を投入して作られた大作であることも認めるし、恐竜や巨大昆虫の襲撃シーンなど、娯楽映画としてのサービスシーンも多い。 だが、その「見せ方」は単に美麗なCGムービーを長々と見せつけるだけで、はっきり言って演出としての「魅せ方」には芸が無い。 確かにCGを始めとする特殊撮影のクオリティは高いが、これはコンピューターの画像処理能力の向上というハード面の充実によるところが大きく、逆に何でもかんでもCGに頼り切っている最近のクリエイターの表現センスは明らかに後退しているように思う。 今やこの程度の映像は、他の映画はもちろん、ゲームのムービーでも見られるレベルであり、まったく新鮮さや驚きは無い。恐竜のCGなどはNHKスペシャルで放映された恐竜番組の方がレベルが高いくらい。 手厳しい言い方だが、小説で言えば「行間」を読ませるような「演出の妙味」の重要性を監督が理解していないのがよく分かる。もう美麗なCGを見せてれば良いって時代じゃないでしょ。 特にNYに舞台が移ってからが顕著で、スタジオ撮影によるCG合成にはかなり粗が見える。仕方ないとは言え、世界の広がりを感じない合成特有の不自然な「狭苦しさ」があり、本物の街並みに見えなかった。なまじリアルなだけに余計に違和感が目立つ。コングも止まっていればリアルだが、動き出すと途端に挙動の軽さが目につき、重量感や迫力がまるで感じられない。 美女とコングの関係も始めからお涙頂戴が前提で、コングを人間的に描きすぎているため、テーマとしてあるべき、「人間の文明に対立する自然の象徴」としての野生動物の残酷さや尊厳を失っている。 またジャックと恋に落ちるまでのプロセスが無い、上っ面だけの恋愛ドラマにもまったく共感できない。昨日今日、会ったばかりなのに、命をかけてまで助けるような仲になる説得力に欠ける。 ラストのカールの「美女に殺されたんだ」と言う台詞も違うだろ。「オレが無理やり連れて来て、きちんと管理しなかったから殺されたんだ」が正解(笑)。 大作ではあるが脚本や演出面での稚拙さが目立つ作品。 【FSS】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-09-03 22:22:03) (良:1票) |
22.ストーリーは全然違うんだけど「ロード・オブ・・・」に似てる。この監督この線でずっと撮るのかな?ナオミ・ワッツの演技力はすごいんだけど、なんだかずっと前歯2本を見てたような気がする・・・。 【さら】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-08-24 09:29:50) (笑:1票) |
21.鑑賞直後のボーッとした頭で考えてみた。初代ゴジラを、現代最高のCG技術でリメイク(あらすじはほぼ同じ、時代設定も変えない、上映時間はプラス1時間)したら、その作品に感動できるであろうか。僕には、最新CG展示会にしか思えなかった。ごめんなさい 【代書屋】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-08-17 00:47:45) (良:1票) |
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20.《ネタバレ》 まず初めにお断りしておくが、私にとって「キングコング」とは、33年のオリジナル版ではなく、もちろんギラーミン版でもない。「大きな山をひとまたぎ キング~コングがやってくる 怖くなんかないんだよ~ キング~コングは友達さ♪」のキングコングに他ならない。そう、キングコングは人類の味方、正義の味方なのである。当然「見た目は恐ろしいが気は優しくて純粋なキングコングを、だんだんと人類が理解していき、最後は手を取り合って世界平和のために戦う」というエンディングを期待していただけにがっかりである。さて、主な突っ込みどころはNO.86の3737さんが良いことをたくさん言っていただいているので、それにちょっと付け加え。①髑髏島には古生代にいかにも生息していたっぽい虫やらヒル・ジュラ紀の恐竜たちがたんと生き延びているわけだが、哺乳類はキングコング以外にこれといって見当たらない。生物学的にそういう状況はいかがなものか?(オリジナルがそうだといわれればみもふたもないが)②監督には逮捕令状が出ていたけはずだが、コングをつれて帰ったご褒美に恩赦でもあったのか?(オリジナルがそうだといわれればみもふたもないが)③恐竜たちは執拗にアンを食おうとするが、集団でコングをやっつけた方がはるかに喰いでがあるんぢゃないのか?(オリジナルがそうだといわれればみもふたもないが)④ドリスコルが車で2~3人はねたのはお咎めなしか?(オリジナルがそうだといわ(ry ⑤ジャック・ブラックは手塚治虫と何らかの親交があってこの名前を付けたのか?(オ(ry そんなわけで点数は半分の5点ね。 【S.H.A.D.O.】さん [DVD(吹替)] 5点(2006-07-25 11:48:16) (笑:1票) |
【afoijw】さん [映画館(字幕)] 5点(2023-03-17 20:09:40) |
18.「コングって意外と小さかったんだ~?」って印象しか残りませんでした。 【SIN】さん [DVD(吹替)] 5点(2011-04-24 15:42:18) |
17.《ネタバレ》 作中で、脚本家が「気持ちは、言葉にして伝えなくてはならない」と言う。一方、コングは「言葉はなくとも、心は通じ合える」と行動で示す。ものずごくクラシックなお話を、大真面目にやってくれてるのはよく分かるのだけれど、これだけ作り込まれると、ワタシにはむしろキツかったですね。 【なたね】さん [地上波(字幕)] 5点(2010-10-17 14:44:11) |
16.一時間に凝縮してたらすごくいい映像として後世に称えられただろうに。。という感じの映画でした。 【コダマ】さん [地上波(吹替)] 5点(2009-10-24 23:13:56) |
15.ピーター・ジャクソンがLOTR3部作を作り終えてそのままのノリと感覚で作ってしまったのか、全部が全部力が入りすぎてしまって、逆に何の物語だったのか分からなくなってしまっている。で、力が入れば入るほど逆に際立つのがキャスティングの問題で、ジャック・ブラックはどこで何をやっていても笑わせにかかっているようにしか見えないし、ナオミ・ワッツはこの修羅場を乗り切ってコングと対峙するには線が細すぎて、基本的な体力とか根性みたいなものを感じない。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-10-08 00:56:52) |
14.キングコングを連れて帰ったら、そうなるわー! 【Yoshi】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-12 23:31:41) |
13.長すぎ。二時間でいいと思う。CGもイマイチ。なんとなく不自然だった。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-07 22:48:04) |
12.ただ長かったです。コングが出てくるまで1時間かかっているし。観ていて全然くるものがありませんでした。ジャック・ブラックが大嫌いということも多少影響しているかも知れません。 【マー君】さん [DVD(吹替)] 5点(2007-08-26 18:23:55) |
11.映像は迫力があって良いと思うが、途中だれるほど長い。 【miso】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-10-23 20:16:58) |