8.《ネタバレ》 人気ドラマの映画化がすっかりトレンドとなっていて、それがまた興行的に好成績を上げているという事実を踏まえながらレビューを書いています。
この作品はドラマを見ていた人とそうでない人で評価が分かれると思うし、テーマが「卒業」ということで一人一人監督に感謝の言葉を述べるシーンまで入っています。
このあたりドラマを見ていなければ心に響かない部分だと思います。
それはこの作品では監督と選手の心の絆を形成するくだりははぶかれており、既に人間関係が出来上がった部分からストーリーが展開しているからです。
なもんで「絆」「奇跡」を感じるにはドラマを楽しんだ人だけなんだろうと思う。
映画ファンは「映画館で見るべきスケールではない」となるけど、ドラマを見続けていた人は「大画面で見れて嬉しい」となるでしょう。
ちなみに私は「ドラマも見ていた映画ファン」なので評価は5。
映画ファンの目線で書くと「TVサイズで十分」が正直な感想です。また、このサイトではあれだけ興行成績が良いのにレビューが異常に少ない。
それがこの映画の真の評価なのではと感じました。