3.《ネタバレ》 B級娯楽サスペンスアクション、というわけでもなく、わりと真面目路線で攻めている割には、ストーリーが粗いです。
裁判を抜け出し、仲間と合流し、車を乗り換え、コーネル一家を待ち合わせの場所として利用する。ここまでの流れは良かったし、「IQ130の天才犯罪者」の前置きも凄く良かった。それからの展開を凄く期待しました。
なのに中盤から後半にかけて、見れば見るほどストーリーは雑になるし、ボズワースの天才キャラは不発もいいとこだし、期待がどんどんしぼんでいきます。
まあそれでも多くのことは目をつむればまだ見られるのですが、2つだけどうしても納得いかないところが・・・!
まず不動産屋の死体が見つかるのがいくらなんでも早すぎ!それはないですって!
そして終盤、ボズワースたちが車に乗り込もうとして、ウォーリーが撃たれるシーン。
人質のティムが一緒なのに、協力者のナンシーもいるのに、あんな蜂の巣にする勢いで撃たないですって!FBIあほすぎでしょう。
ピンチをつくるためのわざとらしい演出はかえって面白さを損ないます。
最初から最後まで飽きはしなかったですけど、飽きなければ良いという問題でもないということをこの映画で知りました。