19.《ネタバレ》 公開当時、劇場には見に行かなかったのですが、姉貴所有の坂本龍一による同名のサウンドトラックおよびピアノヴァージョンの「CODA」が録音されたカセットテープを聴きまくりました。インストゥルメンタルをじっくり聴くということに目覚めたきっかけでもあり、音楽作品として相当な思い入れがあります。また、何故か写真付きのシナリオ本も家に置いてあったりして、音楽と台本と静止画からイメージを膨らませていました。テレビ放映で部分的に見たことはあると思いますが、公開から30年以上たって初めて通して鑑賞することに。内容としてはジャワ島の日本軍外国人俘虜施設での日本軍兵士と外国人兵士の交流を描いているのですが、とにかく理解しづらいの一言に尽きます。ローレンスとたけし、デヴィッド・ボウイと坂本龍一の2つの関係が軸になっているのはわかるのですが・・・ある程度背景や事情がわかるはずの日本人が見ても、作家の意図を酌むことが難しいので(少なくとも私にはできなかった)、いわんや外国人をやです。多くの外国人を含む演じ手達が、作家の意図がわからず、迷いながら演じていたのではないかと邪推してしまいます。前作「愛のコリーダ」でも感じたのですが、この作家は、印象的な構図の絵をつくるのには長けていると思うのですが(首に敬礼のシーンや、最後の顔アップとか)つなぎや流れがいまひとつで、狙ってる感が出てしまうんですよね。と言うのが、英語が聞き取れない日本人が、日本語字幕の無い北米版blu-rayで見た感想です。また、音楽は大好きなのですが、BGMとしては音楽が勝ちすぎていると思いました。赤道直下、熱帯の中の熱帯と言っていいのですが、その割には映像がおとなしく、絡みつくような蒸し暑さなどが感じられないのです。饒舌な音楽がその現実感の無さに拍車を掛けているような気がします。 【camuson】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-10-12 19:09:41) |
【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-04-30 18:42:00) |
17.《ネタバレ》 原作があるんですね。相当映画では端折っているのでしょう。登場人物たちの関係がさっぱり掴めず、つらい2時間でした。あの美しいテーマ曲も効果なしだったように思います。それにしても、日本人で演技(滑舌含め)出来ているのがたけしさん一人だけとは、どういうことか。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-01-01 14:25:58) |
16.内容の前にセリフが聞き取れなきゃどうしようもない。登場人物の背景やキャラクターがいまいち伝わらないから、それぞれの関係もよくわからない。特にヨノイとセリアズの関係は消化不良。 【noji】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-07-10 21:06:40) |
15.日本人監督が撮ったとは思えないほど日本人キャラクターが薄っぺら。帝国軍人として一般に連想されるまんまの人物が出てきます。本作の4年後にスピルバーグが作った『太陽の帝国』の方が、まだ日本人キャラクターに奥行きがあり、ステレオタイプ化を避けようとする努力が見られました。しかも、切腹やら武士道精神やら、外国人が関心を示しそうな要素を前面に押し出していることもマイナスで、西洋文化と東洋文化の衝突というテーマを扱う割には、文化の比較方法が表層的で感心しません。だいたい、切腹なんて明治時代にはとっくに廃止されていて、以降は一部の高級士官がパフォーマンス的に切腹することは稀にあっても、軍隊内の処分として切腹を命じるなんてことはありませんでした。監督は象徴的な意味合いで切腹を出してきたのでしょうが、世界市場を意識した歴史もの映画なのだから、こういう大きなウソをつくことは好ましくありません。 また、録音が悪いため、セリフが聞き取りづらかった点もマイナス。日本人キャストのセリフすら分かったり分からなかったりの状態であり、カタコトの日本語を話すローレンス中佐(安倍晋三似)なんて、何を言ってるんだかほとんど聞き取れません。字幕スーパーがつく英語パートがオアシスに感じました。 評価できるのは意表を突くキャスティング。勝新太郎と監督が対立したからビートたけし、沢田研二のスケジュールが合わなかったから坂本龍一、ロバート・レッドフォードに断られたからデビッド・ボウイと、出演したのは当初意図されていたキャストではないのですが、プロの俳優に断られたから、ならば他ジャンルの巨人達を集めてきて主要キャラクターを演じさせるという思い切り。監督のこの判断は神がかっていたと思います。ビートたけしも坂本龍一も演技はうまくないのですが、それぞれの生きるジャンルではトップを走っているという、そのカリスマ性は映画にきちんと反映されています。各キャストの不得手を隠そうとするのではなく、のびのびとやらせて各々の強みを見せる。素晴らしい演出だったと思います。さらに、主要3人の不安定さを補うために配置されたローレンス中佐役のトム・コンティの縁の下の力持ちぶりも見所です。主要3人とは違って地味。一応はタイトルロールなのに見せ場も与えられずほとんど印象に残らないという損な役回りではあるものの、そのポジションを堅実に守りきっています。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-07-29 17:59:52) |
14.《ネタバレ》 音楽が最高なんだけど、その音楽だけが先行してて他の要素がいまいちな映画。特殊なキャスティングだけど演技力はひどいし、ガチホモが描かれてるとは分からずレビューを観て初めて知った。なんとなくテーマが伝わらない映画だった 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 5点(2013-05-02 19:59:15) |
13.《ネタバレ》 公開当時、観終わったとき感じたのは、退屈と戸惑いしかなかった。 ラストも「何じゃそれ?」としか思えなかったが、最近観直してみると印象は違った。 ハラの笑顔に、集団的狂気の悲哀が浮かび上がって切なくなる。 こうした重苦しいテイストの映画は本来あまり好みではなく、同性愛的描写も共感できない。 わからない馬鹿は相手にしないと言わんばかりの大島監督の演出も鼻に付く。 でも、何か考えさせられる作品ではある。 役者が本業でない出演者の大根芝居が気になったが、それも終盤ではさほど気にならなくなった。 ただ、ローレンスの日本語が聞き取りにくいのはマイナス。 【飛鳥】さん [インターネット(字幕)] 5点(2012-12-24 00:41:11) |
12.音楽はかっこいいが、中身がついていけてない印象。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-09-09 00:45:42) |
11.大島渚の凄さもタケシの存在感も、しっかり伝わってくるんですけどね。 イマイチ引き込まれないんだなぁ。。。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-19 11:07:26) |
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10.坂本龍一の化粧に違和感しか感じなかった。ラストがなかったら多分どうしようもない作品になってたと思う。 【PAD】さん 5点(2004-06-03 12:51:10) |
9.多くの人が書いてるようにラストシーンが印象的。もちろん有名な坂本龍一の曲も忘れがたい。戦争によって切なく寂しく壊れてしまった人々の心が滲み出ている。 【ぷりんぐるしゅ】さん 5点(2004-05-19 00:03:39) |
8.途中がえらく間延びしている印象を受けました。日本軍人の暴力的な部分を扱うなら扱うでもう少し表面的な部分だけではなく、当時の日本の国民性を掘り下げて欲しかったです。 ラストシーンの音楽だけは◎。さすがです。 【TINTIN】さん 5点(2004-02-19 00:46:37) |
7.結構好きだったはずなんだけど、いざ書こうと思ったら何がそんなによかったのか分からなくなってしまって…音楽とデビッドボウイと坂本教授と意外とはまってたビートたけしに、って事で5点。 【あかりん☆】さん 5点(2004-01-21 23:46:49) |
6.いい映画なのかも知れないが自分としてはよく分からなかった。 |
5.これね。ロードショーでみた。メリークリスマス・ミスターローレンスというたけしの顔だけが、印象に残っていたりして…坂本教授は、日本風男色のステロタイプで、ちょっと目瞑りたくなりました。珍しく、絵を見せてくれる日本映画か…(それほどでもない…)でも、もう一度みてみたい気がする…気だけだけど。 いま映画館にかかったら、みてしまうかもしれません。 【クゥイック】さん [映画館(字幕)] 5点(2003-06-21 23:09:38) |
4.映画自体はそんなにいいとは思いません。それにちょっと分かりにくい点も多いです。でも【音楽】はかなりいいです。。坂本龍一教授の♪メリークリスマス、ミスターロレーンスを聞くたび感動して泣きそうになります(関係ないですが押尾コータローヴァージョンも泣けますよ!)。【点数】本編2点+教授の音楽3点=5点だす。 【ピルグリム】さん 5点(2003-05-24 12:17:09) |
3.内容はあまり理解できず、(坂本龍一はホモなの?)って感じかな、たけしの演技は見る価値ありかも。 【日本刀】さん 5点(2003-05-04 08:11:16) |
2. ヴァン・デル・ポストの原作は未読だが、そういうコト云々以前にキャストでストーリーと映像を著しくスポイルし過ぎていて、とてもじゃないが正視に堪えない。デヴィッド・ボウイ老け過ぎ!回想シーンの若き日のセリアズまで自分で演じちゃコントだよ。坂本龍一のヨノイがナヨナヨし過ぎ!ちゃんと長髪をバッサリ刈って坊主頭にしたのは潔いが、如何せんヒョロっちくて帝国軍人だという説得力が皆無。加えて大根じゃ救いようが無い。大島渚は「適役と確信した」とか言ってるけど、知名度のあるミュージシャンを担ぎ出して話題性を狙っただけだろう?音楽だけはマァ印象的だけど。 【へちょちょ】さん 5点(2003-01-07 00:15:41) |
【池田屋DIY】さん 5点(2002-12-14 12:00:19) |