2.《ネタバレ》 百恵友和共演10作目…なんだって。
百恵ちゃんは当時二十歳だそうだから、今では考えられないスピードで何作も映画を作ってたのが伺える。
この映画の百恵ちゃんは、Vネックの胸元が眩しい衣装が多く、雰囲気も大人っぽい。友和も部屋着はホットパンツで露出多め。でも当時のアイドルって、結構ホットパンツ履いてたっけな。
人のスカート焦がしといて、健、もうちょっと申し訳なさを出すべきじゃないか?と思うが、こう言う時代だったのかな。
付き合いだしてからのブランコ(バー)の2人の会話はとっても良い雰囲気で、自然な感じも出てて、健と忍と言うより、友和と百恵の会話って感じで良いね。
2人が喧嘩してから、お母さんが健をお節介で家に上げてからの、あの気まずい空気感が良い。
友和VS岩城滉一も気になる一戦だけど、百恵ちゃんVSゴキブリが可愛くて良かった。
舞台はスペインへ海外ロケ。飛行機と列車は一部特撮。…必要性は解らないけど。
最後なんだアレ?
牛追い祭りのシーンはどう見ても百恵ちゃんには見えない。長髪の小柄でずんぐりムックリな男にしか…
スケベ親父に襲われ、好きな人と別れ、望まない子を産んでしまい、人生を賭けたフラメンコでもトップスターに成れてない多恵子…『恵み多い子』と書いて多恵子。
想い人の彼女が突然現れ、想い人も出てきて、そして唐突な死。あんな間抜けな最後で悲しめと言われても…
スペインロケだからって無理矢理入れた牛追い祭りと、話をまとめる為に用意された多恵子の死。作品としては変になってるけど、インパクトは強い。