17.《ネタバレ》 へー役所さんこんな役やるんだ~、すんごい役を引き受けたもんだわ~~。でも後半ちょっと一本調子になってきて少し飽きてきたかも(カラダも強過ぎるしw)。全般的な構成や時系列のいじり方は面白いけど(ちょっとタラちゃん風?)最後の辺りはなんだかよく分からなくなってきて制作側もうまく消化しきれてない感じ。というか前作の告白は最後のある意味爽快感があったけど、今回の後味の悪さはちょっと苦手かなぁ、、、と久々にカミサンと映画を観に行って重苦しく帰ってきた二人でゴザイマシタ 【Kaname】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-07-13 09:44:22) (良:1票) |
16.《ネタバレ》 内容はともかく、終始うるさい映画。 静かな描写は出来なかったものか? 人間が内に秘めたる狂気を描くのに、ここまで騒々しく描く必然性はあったのか? 挑戦的な映画だと思うが、趣味には合わなかった。 期待して見ただけに残念。 【にじばぶ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-07-12 00:33:16) |
15.《ネタバレ》 いろいろな意味で問題作なのだが、個人的にはそこまで嫌いになれなかった映画だ。ノワール調の小説や映画を自分が好んでいるからだろう。中島監督によるアニメーションやアイドルソング等を用いたカラフルでアヴァンギャルドな演出も、日本のくたびれた郊外で右往左往する狂った人間たちを描くという意味で、そこそこ成功していたようにも見える。 しかし、嫌いになれないからといって、高評価するというわけでもない。 映画作品としては全体的に粗が多いのは事実だろう。劇中のファムファタールである小松奈菜の演技はデビュー作ゆえに非常に硬いし、その他の人物描写や設定も、彼らが狂っているからおかしいというわけではなく、彼らの設定があまりに現実味がなさ過ぎて、陳腐で突飛に見えて仕方がないのだ。不良グループはまだいいにせよ、腐敗した警察や裏社会の大物、殺し屋までもが、さも当然のようにこの映画では登場する。しかし舞台は現代の日本だ。アメリカの犯罪多発地帯ではない。彼らのような存在に説得力を持たせるには、彼らがどういう事情のもとに腐敗しているのか、どのような仕事を手掛けて権力を維持しているのか、どうして平然と生活ができているのかを描かないといけないが、映画はその点を見事に省略している。設定に現実味がないのはそうした背景説明に手間暇をかけなかったからだと思われる。 他にも粗はあるのだが、本作最大の欠点は、そもそも原作小説の出来が悪いということだ。原作は、ジェイムズエルロイの名著ホワイトジャズの日本版を目指して作ったと思しき三文小説に過ぎない。原作は映画以上に陳腐な設定が頻出する(エルロイの作風を目指しているのがわかるから、余計に目も当てらられない出来だ)。翻って映画版の方が原作の稚拙な部分をある程度改変し、客が不快感を抱く性描写・暴力描写も加減をしていることがわかる。監督の手腕やキャストの演技が悪いという以前に、脚本家や本作の映画化を企画した人間の責任が一番大きいような気がする。たぶん本作が名作になるとすれば、原作設定をより現実的に変えて、娘を捜索する過程をもっと丁寧にして、…でもそうすると原作とはまるで別物になるから、やっぱり原作の選定がそもそもおかしかったということだな(笑) 【nakashi】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-05-31 09:58:56) |
14.《ネタバレ》 中島監督、滑った…っていう感じでしょうか。原作未読ですが、ラストの雪の中の下りが蛇足すぎて飽きました。 【こんさん99】さん [DVD(邦画)] 5点(2019-02-24 08:55:22) |
13. ちょっとがっかり。どんな性格になるにしても、どんな行動をするにしても、ちょっとぐらい背景がわからないと疑問が膨らむばかりです。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-10-08 20:45:24) |
12.中島哲也監督が「進撃の巨人」降板後に手掛けた作品。あまり評判がよくないのでどうかなと思いながら見たが、正直うーんという感じで、なんかイマイチ。中島監督のこれまでの映画では、まず物語があって、それを奇抜な映像を駆使して描いていくものが多いのだが、本作は逆で、物語は二の次で、映像だけが際立っているような印象。それもかなり胸糞悪いような描写が続くので見ていて疲れるし、ストーリーにもついていきづらく、とても面白いとは思えない映画だ。「告白」同様に登場人物誰もに感情移入できないが、本作は「告白」以上にそれに拍車がかかっていて、見ていてどうしていいか分からず戸惑ってしまった。中島監督の映画好きなんだけど、さすがに本作は「進撃の巨人」降板後に焦って急いで次の題材を探してしまったのではと思えてきて、もしそうならばもっと慎重に題材を選んだほうが良かった気がするし、ヤケクソで作ってしまったような感じもある。ラストも突然終わったような印象で、拍子抜けだった。ただ、出演者に目をやると「嫌われ松子の一生」から「告白」までのキャストが一人は出ているというキャスティングになっていて、「下妻物語」からずっと中島監督の映画を見ている身としてはけっこう嬉しく、これがいちばんの見どころだった。(中島監督の映画で出演者がいちばんの見どころとはあまり言いたくないのだが。)これに免じて点数は少し甘め。それにしても中島監督は「下妻物語」や「嫌われ松子の一生」のような突き抜けたコメディーはもうやらないのだろうか?また中島監督のああいう映画を見てみたい。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-08-27 14:26:38) |
11.《ネタバレ》 オープニングがマンガじみたハードボイルド調で、昔の刑事ドラマのような大都会に沈む夕陽の映像も出ていたが、その大都会が新宿副都心などではなく、さいたま新都心というのは微妙な滑稽さを出していたかも知れない(現地感がないので想像)。本編では相手構わず喧嘩を売りながら暴走する主人公が痛快で、劇中世界が異常なだけでなく本人からしてかなり非道な輩に見える。しかし鑑賞者の倫理基準の隙間をくぐるような展開のため、善悪がどうとか言わずにとりあえず面白がって見ているか、という気にはなる。妻夫木聡のぶっ飛び方が非常にいい。 しかし最後は雪山の場面でクールダウンさせられてしまい、また観客の感情移入先を元担任の方に振り替えたような形で終わるため、結局は一般人の常識的な世界に回帰したような印象もあった。考えてみれば劇中人物の全員が異常だったのではなく、元担任のほかに高校の同級生(橋本愛)など、意外にまともな面を見せる人間もいたのだが、それが異常な劇中世界に見えたのは、主人公の目で歪められた世界がそのまま映像化されていたせいかも知れない。こういう異常な人間につき合っていると自分も変になってしまうということだ。 現実世界でも未成年者がヤクとかウリとかいうものに関わる機会は多くなっているのだろうが、だからといってそれが当たり前でも普通でもないわけである。やはり善良な市民としては、煽情的な報道や下劣な映画などに惑わされることなく、一般常識をしっかり持って平和な社会を維持するよう努めなければならない。そういうメッセージをこの映画が発していたかどうか不明だが、自分としては勝手にそのように受け取った。非常に陳腐な感想だが。 ところで主人公の娘は本当に死んだということでよかったのか。劇中では2つの時間系列が並行していたこともあり、どこに出るのか出ないのかわからないバケモノのような印象を生んでいた。死んでも殺してもしつこくまた出て来そうで、貞子とか「富江」のように扱えばホラーシリーズ化するのではないか(富江のイメージに近い)。この人物だけはそもそも人間扱いする気にならなかった。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 5点(2016-04-29 08:34:01) |
10.《ネタバレ》 まともじゃない人たちの狂宴を、全く共感できずに第三者的な立場で観てる感じでした。退屈ではなかったんだけど、心にグワッとくるもんがないてゆーか、なんかオヤジが最初から投げやり的だから、娘が異常でも正直、どーでもよくなって、怖さとか悲惨さとかあんま感じなかったなー。妻夫木のニヤニヤしたキャラは良かったです。車にあたって人間がぶっ飛びすぎで、しかも死んでないのを見ると、やっぱ半分コメディーなのか。 【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-05-12 19:21:43) |
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【まんせる】さん [映画館(邦画)] 5点(2015-01-25 18:40:29) |
【黒ネコ】さん [DVD(邦画)] 5点(2015-01-24 20:12:40) |
7.《ネタバレ》 屋上で戦うところが良かった。話がわかりにくかったのが残念、それと音楽(選曲)が単純にカッコ悪い。 【紫電】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2014-12-27 17:33:50) |
6.中島さんらしい作品でした! 「告白」が好きな人はハマるんじゃないでしょうか。 あと役所さんね!あの人はなんでしょうね。汚い役ハマりすぎでしょう。 映画初出演やったかな、小松さんも、見事に小悪魔を演じてますね。 妻夫木くんの気持ち悪い役どころもよかった。 この映画はストーリーもまあおもしろいんですが、役者さんを観てるだけで満足できますね。 ただしんどい!長い!息苦しくなる。 やりたいことやったー!って印象。 【らんまる】さん [試写会(邦画)] 5点(2014-12-21 22:47:55) |
5.役所広司よりも妻夫木聡の方がより屑っぽかったような?役所広司は疲れる役だったでしょうね。服も着替えた方が良かったような?? 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 5点(2014-12-06 13:18:59) |
4.中島監督が三池監督のような作品を撮ると確かにポップ、ただ、中身が無い。 (バイオレンスな三池作品に中身があるかと問われると難しいが、痛みはある) この作品には痛みもなく、主人公にも娘の加奈子にも、(恐らく)ほとんどの観客は感情移入できない。 結果、どうにでもしてくれよ…と醒めた視点で映像を眺めることになる。 今までの中島作品は、ストーリーが良かったから評価されていたのかな、と。 シナリオが微妙な作品は、この監督の手法には合わない気がする。(シナリオが微妙でも何となく評価できる作品を撮れる監督、って少ないけど) |
3.《ネタバレ》 出だしはおっときたけど、その後は延々と同じ感覚が繰り返されるので話が長~く感じ、その割には最後が唐突な終わり方でした。主人公がスーパーマンな一方であっさり死んじゃう人もいて、シリアスなんだかコメディなんだかわかりませんw。鑑賞後に原作を読みましたが、こちらも映画と同じで話が長い。 【Banjojo】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-11-03 18:27:39) |
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1.暴力シーンの打撃の瞬間に度々挟まれるサブリミナル的なアニメーションなどは、 打撃のインパクトを強調しているかに見えて、その実、身体の被虐性を 巧妙に隠蔽している。 打突の瞬間映像は首尾よく自主規制され、その映画アクションは死ぬ。 小刻みで断片的なカッティングと、揺れる画面の中に曖昧模糊にモンタージュされる 強姦シーンもだ。安心、安全。 勿論、見せるばかりが能ではない。 車に二度激突される妻夫木聡の派手なショットも、今度は逆に 単なるインパクトに過ぎなくなってしまう。 北野・黒沢らの地味で寡黙であっけない暴力と、それを冷徹に凝視するショットこそ 凄みと過激さを際立たせているだろう。 虚飾は何ら過激ではなく、それでは痛みも伝わらない。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 5点(2014-07-28 17:04:09) |