4.《ネタバレ》 ワトソン、バーナビー、ニコライの3人で旅をする前半はなかなか面白かった。
謎の美女のハダリーが時々助けてくれるサプライズも好印象。
完全フィクションの世界なのに、実在する人名や小説の登場人物を使って、さもそんな時代があったかのような舞台設定が斬新で楽しい。
ゾンビを社会の労働力として当たり前のように使役している世界観も面白い。
ただね、後半になればなるほど、ストーリーがわけわかんなくなるんですよね・・。
登場人物の行動原理も抽象化されすぎて、みんなが何をしたいのか、何を目指しているのかがよーわからんのです。
ザ・ワンと、それに対立する組織のトップみたいな人間。
でもどちらもやってることは似たり寄ったりで、結局ゾンビを暴走させてるだけなんじゃ・・。いったい何がしたいのか。
事態が収拾したら、もともと生きている人たちは元に戻ったみたいですが、ゾンビに咬まれた外傷やらは普通に大怪我だと思うのですが、その辺は何の説明もなしにスルーしちゃうんですね。
ストーリーはつまらないうえに、わけがわからなさすぎて、これはハズレだと確信したのですが、エンドロール後の後味はなかなか良かったので、そこは加点しておきます。
※ニコライさんがゾンビにされちゃうの、かわいそうすぎて見てられんかった。劇中一番衝撃的なシークエンスではありますが、ニコライさんはあんな形で離脱させんでほしかったです。