8.《ネタバレ》 どこをどうみてもインデペンスデイの正しい続編で、前作を楽しめた人にはそれなりに楽しめ、そうじゃない人には全然あわないだろうそんな映画。
そういう意味では正しい続編だと思いますが、前作がわりと好きな自分としては前作よりはだいぶ落ちるかな…という印象です。
その理由はまぁいろいろあるわけですが、一つには前作のキャラがほぼそのまま今回も活躍するという点。
いや20年もたってそれはないでしょう、と。
特にエイリアンに体乗っ取られて20年眠ってた博士なんか、起きたとたんに大活躍で「この20年の進歩とか全然なかったのか?」とどうしても突っ込んでしまいます。20年もたてば本当にいろいろ変わってるはずである程度勉強しないといろいろついてけないのが普通のはずなのに…
また、謎の宇宙抵抗勢力を出して話を複雑化したのも失敗かな、と。
ただでさえ頭の悪い映画なんですから、そんな要素突っ込んだらうまく映画としてまとめられないんじゃないの?どうなの?…ほらやっぱダメじゃん!的な。
もっとシンプルにドンといってガンといってバーン!やったー!みたいなのこそがインデペンデンスデイだと思うんですよ。
あとは最近のハリウッド娯楽映画では避けられない中国資本の影響にはやっぱりちょっとひいちゃいますね。
「チャイナマネー!」という看板が映画の中でピカピカしてるみたいで、この露骨さはもうちょっとなんとかした方がいいんじゃないでしょうか?
バブル期前後に日本マネーがハリウッドに流入したときでさえ、ここまであからさまに下品な事はしてなかったと思うんですよね。