10.オードリー春日がアフリカあたりの村に行き現地の祭りに参加して仲間になって帰ってくる…みたいな番組が、コロナ前にはちょくちょく放送されてましたが、あの春日の行動こそがフィールドワーク的に正しい姿。自分の常識は捨てて現地の風習を全力で受け入れ仲間になって参加する。これが文化人類学的に正しい行動です。 その真逆の行動を取って殺されてたのが、かつて太平洋の小島にまで上陸してキリスト教を布教しようとしてた宣教師のみなさん。 現地の価値観総否定なわけですから、それこそフィールドワーク的にやっちゃいけない行動の典型。そりゃ当然の帰結なわけです。 …なんて事を考えさせてくれる本映画。なんか文化人類学とかをやってる界隈で(いろんな意味で)好評だそうで、フィールドワークなんかをやってる方が観るととても面白いんだとか。 で、私自身はフィールドワークをやってるわけでもないので、この映画に関するそういう逸話を面白いなぁ…とは思うんですが、この映画自体は…「この監督の作品ですよね…」としか言いようがありません。 とりあえずめちゃくちゃ映画が長く感じます。 【あばれて万歳】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-02-07 16:51:45) (良:2票) |
9.前作同様、短編小説ですませるぐらいの陳腐なストーリーを不必要なゴア描写で味付けただけ。主人公に感情移入しやすかったのと、村の作りこみが素晴らしかったので、少し甘めに採点しました。 【代書屋】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-06-25 00:48:27) (良:1票) |
8.《ネタバレ》 ディレクターズカット版で鑑賞 もう少し時代設定古くした方が説得力あって良かったと思う。今の時代まで外部からこんな雑に人呼び込んで知られずにいるのはちょっと無理がある。エログロだよりであんまりリアリティも無いので怖さもイマイチ。この監督の前作もイマイチあわなかったから相性悪いみたいです。ただ序盤のメンヘラダニーと他のメンツとのやり取りはちょっと面白かった。 【映画大好きっ子】さん [インターネット(字幕)] 5点(2024-01-27 22:30:35) |
7.《ネタバレ》 観る者を不快な気持ちにさせたくてしょうがないことで有名なアリアスターさん。今回は芸術面で好き勝手やってます。なぜ背中を開いた人を鶏小屋に吊るす必要があるのか。なぜ生贄を熊に詰めるのか。なぜギャラリーがみんな裸なのか。なぜ足だけ植えるのか。観ていて感じる「なぜそんなことを」という疑問をすべて宗教上の理由で片づけてとにかくインパクトのある絵面を優先。最後の10分くらいで堰を切ったようにその芸術性を解放させてるのはヘレディタリーと同じですね。ヘレディタリーでの死体放置シーンに匹敵するような、心理描写で観る者を刺しにかかってくる表現がなかったのがちょっと物足りなかったところです。しいて言えば浮気したせいで生贄に選ばれる展開がアイロニカル。芸術性の高い作品なのにオチは理屈っぽいんですね、と思ったんですけど、ヘレディタリーも各所に伏線を散りばめてあって、アリアスターってストーリーは意外と理屈を通すタイプなのかなと。 |
6.エロ・グロの類が、派手さはないものの、妙に生々しく、 作品を通して充満する「狂気」「嫌悪感」のようなものを際立たせる。 「一般倫理」というはかりにかけて観続けてしまうと、かなりエネルギーを消費するので、 自然と村人の「倫理」に従って観るようになってしまう自分が恐ろしかった。 もうちょっと一つ一つのシーンをコンパクトにすれば、もう少し観やすい映画にはなると思う。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2022-02-26 11:06:01) |
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5.《ネタバレ》 変態アリ・アスター監督。 怖くないし、露骨なスプラッターでない。人間の嫌気、嫉妬、不愉快の引き出しが売りで多彩。 ヘレディタリーに続きこれだけ胸糞悪い宗教映画を作れるのは才能です。降参です。 ちょっと草原で花冠つけて手をつないで踊ってみたい?この映画見ちまったら正気でいられないさ。 |
4.《ネタバレ》 実際にこんな村がありそうで怖い。村ぐるみの出来事なので表には出てこないでしょうし。とにかく不気味で不快。飛び降りのシーンはショッキングでした。後は終始気持ち悪い。BGMも神経をすり減らしてきます。長尺かなおさら辛いところ。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-11-06 01:02:47) |
3.《ネタバレ》 上映時間1時間26分と短いから気軽に観られるなと思い見始めたら実は2時間26分でした。。。内容は、なんかもう何とも言えませんし、あまり理解もできませんでした。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-10-06 12:25:31) |
2.とにかく気味が悪いホラー映画。心理的な意味で。 舞台は山奥の自然に囲まれたのどかな村の祝祭。 そんなイメージとは真逆に、不気味さしか感じない。 ことごとくイヤな予感しかしなくて、鬱感MAX。 終盤から最後にかけては後味悪さしかない。 良い映画とはちょっと言い難いなぁ。 仕方がないとはいえ、自主規制のぼかし有。 こういうのは映像作品として損しかない。 あと、グロイとこもしばしばあるのでご注意。 抗不安薬を用意してご鑑賞ください。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-02-09 21:45:12) |
1.《ネタバレ》 北欧の村で行われる伝統的な奇祭を見に友達に誘われて訪れたカップルを含む一行。最初は見ているだけだったが徐々に巻き込まれていく。家族の不幸な死がトラウマになっているヒロインはそのトラウマをますます悪化させていく。喧嘩したり仲直りしたりを繰り返していたカップル、通常の映画なら愛を確かめ合ってハッピーエンドに終わるが、その逆を行く。奇祭とは名ばかりで、実は信仰の名のもとに平然と殺人を行なう狂気集団。その所業が発覚すれば一網打尽に逮捕されるべきカルト集団。諸星大二郎的な伝奇的な物語を期待したが、北欧の牧歌的な風景が舞台になっているのが珍しい以外は新鮮味が薄い。救いようもなく、きわめて後味が悪い映画。村の雰囲気は「ヴィレッジ」に似ている。 【エンボ】さん [映画館(字幕)] 5点(2020-03-20 16:32:32) |