3.この映画もMTV製作(そしてマーケティング)の若者向け青春ムービーであって、本格ダンス映画というのではないのでしょうがないのかも知れませんが、この手の映画でいつも不満に感じるのは、主人公が伝統ある本物(本作ではクラシック・バレエ)で勝負しないで、流行を取り入れて誤魔化したパフォーマンスに逃げてしまって、そしてそれが評価されてしまうという安直さ。洋の東西を問わず、マーケットとしての若者に媚を売るのもしょうがない事なんでしょうが、こんなストーリーじゃ心打たれることもないし、こんなダンスと演出じゃ感心する事も出来ません。という訳で、5点献上。