1.《ネタバレ》 ラストまで何とか付いてゆけたのなら、そこら辺に関しては十分にソレっぽく終わるので、立派に青春恋愛映画として観終われる作品、だとは思うのです…が個人的には正直、途中は随分と長いコト「コレ何の映画なんだろう?」と思ってややシラ~~っと観てましたよね。平凡で在り来りな人々の青春恋愛模様…と言いつつ、肝心な主役の2人が何処も彼処もとにかく「変わった」子達なのですよね⇒言わずもがな、かなり高度に「美男美女じゃないコト」も含め。だから、まず最初に「何でコイツ等はこーいうキャラなの?」てトコロがまるで腑に落ちてゆかないのと、その後も展開運びは終始ごく漫然とフラフラしっ放し…みたいな感じでして、結論としては別に全然つまらなくはないとも思うのですケド、同時にやっぱ(この内容でこの尺は)ちょっと長いよな…と思わざるを得ない感じでもありますのよね。
更にごく個人的にはもう一つ、例えば(私の好きな)ロマンポルノでも偶にこーいう「漫ろな」青春の愛の話って(ワリと結構)在るのですケド、なんつってもソッチはチョコチョコ入る「濡れ場」とゆーのがしっかり間を持たせて居たんだなあ…と思うのですよね。だから、翻って今作は結局(2人の年齢差的に)そーいう描写が全く入れられない=コンプラ的に不可!とゆーのが、そのちょっと長い=冗長っていう印象に見事に繋がってしまっていたのかもな…な~んて(ソコは、思春期ならば…否、ならばこそだ!と)。重ね重ね、今作はあくまで”青春”恋愛映画ではありますが、ソレでも「性愛描写の描かれない恋愛映画なんぞ中身の入ってないシュークリームだ」てのは、いつかどっかで聞いた言葉として想起されるトコロではあります(このサイトで誰かが書いてらしたのを読んだよーな気も…)。