2.登場する動物たちを、デフォルメせずに丹念に描いています。その為に得たものと失ったものがあります。得たものは、美しい映像です。最初の森を視線が移動していくシーンや、バンビが初めて戦うシーンはリアルであり、美しくありました。失ったものは、ストーリーに面白味が欠けてしまったことです。鹿が話す、以外のことは本当の動物ができることしかさせていないので、キャラクターの動きに制限ができてしまい、驚くような展開に持っていけなくなってしまっています。いろんな資料に目を通すと、この映画はストーリーよりも映像が主で作っているようなので、狙いとしては成功したと言えます。