3.《ネタバレ》 娯楽作とも取れるつくりになっているので、
マッハの壁に挑戦する男と(カウボーイみたいないでたち)
アメリカのプライドをかけた宇宙飛行士たちのドラマを、
年代を整理して追うドキュメンタリーのようなつくりで、
誰に感情移入すればいいのか。
西部劇のつくりみたいな感じもします。
前半から中半まではうまいつくりだなぁとか、
映像演出も広角多用でしたがおおらかでこれもいいなと。
しかし後半から宇宙飛行士たちの話中心になり、
一人づつトライしてゆくあたりになるともう眠い・・
実話だからたぶん感動できると最初から構えてたからもあります。
普通映画って後半から勝負なんですが、
私は前半のほうが好きです。
やはり私の好みで観ちゃうんですよね。
アインシュタインの世界よりもニュートンの世界なんです。
まあ今の時代だからアインシュタインの世界を知ってるから、
ニュートンの世界に夢を持っちゃうのかも・・
あそこに行っても何もいないよ~と現実的に観ちゃうから、
前半のマッハの壁に挑戦する男に夢を感じたのです。
後半が現実的になったので自分で客観的に観てしまった。
俳優は後半の方が絶対豪華なのですが・・
実話といえどアメリカ万歳になってたというのもあるかな。
変にその先はという世界がファンタジーになってて、
音楽が流れ続け睡魔に襲われたのです(爆)
実際は暗い哀しいことなので、
この人たちの勇気の上に科学や国が進歩したというメッセージが、
イマイチ伝わらなかった。
よかったのがロシア側が出てきたところ、
飛行士たちが国のためだけに乗船しようとしていないこと。
その風刺がコメデイのような感じであまり伝わらなかったのが残念。
男の人向けかもしれません。