元禄忠臣蔵 前篇のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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元禄忠臣蔵 前篇

[ゲンロクチュウシングラゼンペン]
1941年上映時間:112分
平均点:6.83 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(1941-12-01)
ドラマ時代劇シリーズものモノクロ映画歴史もの戯曲(舞台劇)の映画化
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タイトル情報更新(2021-03-18)【イニシャルK】さん
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監督溝口健二(演出)
助監督酒井辰雄
キャスト河原崎長十郎(四代目)(男優)大石内蔵助
中村翫右衛門(男優)富森助右衛門
小杉勇(男優)多門伝八郎
清水将夫(男優)加藤越中守
山路義人(男優)梶川与惣兵衛
山路ふみ子(女優)お喜世
市川莚司(男優)竹林唯七
南光明(男優)近藤平八郎
市川笑太郎(男優)堀部弥兵衛
市川右太衛門(男優)徳川綱豊
河原崎國太郎(五代目)(男優)磯貝十郎左衛門
三浦光子(女優)瑶泉院
山岸しづ江(女優)りく
河野秋武(男優)大石瀬左衛門(名義「山崎進蔵」)
原作真山青果
脚本依田義賢
原健一郎
音楽深井史郎
作曲深井史郎
撮影杉山公平
製作松竹(京都撮影所)
配給松竹
美術水谷浩
新藤兼人(建築監督)
渡辺竹三郎(建築助手)
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1.《ネタバレ》  溝口健二監督の「忠臣蔵」という事で、観るのを非常に楽しみにしていた本作品。

 冒頭にて「刃傷松の廊下」が起きる構成となっているのですが、この時点で少し嫌な予感がして、それが的中してしまった事が残念でしたね。
 これは「忠臣蔵」全般に言える難点だと思うのですが「どう考えても悪いのは斬り付けた浅野内匠頭の方であり、吉良上野介が哀れな被害者にしか見えなくなる」という現象が、本作においても起こってしまっているのです。

 やはり事前に「吉良が如何に意地悪をしてきたか」を濃密に描いてくれないと、どうしても浅野側に共感出来ないのですよね。
 この映画に関しては、特に「吉良側が可哀想に思えてくる」度合いが高いように思えて、前編と後編に亘り、やれ「侍としては風上に置けぬ人」だの「汚い白髪首」だのと言われてしまうものだから、何とも不憫。
 映画冒頭で吉良が口にしていた「無知、不作法」などの悪口よりも、ずっと酷い言葉を善玉側が何度も口にするもので、どうにも肩入れ出来なくなってしまうのです。

 全体のストーリーとしては、現代目線からするとオーソドックスな「忠臣蔵」であり、特に目新しく感じる要素が無かったのも、辛いところ。
 いっそ割り切ってカメラワークやら演出やらのテクニック面を楽しもうかとも思ったのですが、それも溝口監督の後年の作となる「雨月物語」や「近松物語」などに比べると、まだ洗練されていないように思えたりもして、何だか袋小路に陥ったような息苦しさを覚えました。

 勿論、才能のある監督さんが、普遍的な魅力のある題材を扱っているのだから「つまらない」「面白くない」という訳ではないのですが、期待値が高過ぎたせいか、どうしても落胆に近いものがありましたね。

 そんな気持ちのままで前編を観終わるも
「吉良邸への討ち入りを、溝口監督は如何に描くのか?」
 という好奇心は残っていたがゆえに、まだまだ弾む心を保ったままで、後編を再生させたのですが……
ゆきさん [DVD(邦画)] 5点(2016-09-14 11:43:16)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.83点
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200.00%
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5116.67%
6116.67%
7233.33%
8233.33%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 4.00点 Review1人
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