38.夢のあるロマンか、陳腐でダサいと受け止めるか際どいところ。 老人4人が宇宙行くって…体力の問題は本当にクリアできるのか。ある意味サイエンスフィクションとはこのことなんじゃないか。 コメディに近いよね。 SFでもある程度リアル派です。 それでもイーストウッドとトミーリージョーンズの2大役者が物語を盛り上げる。 この2人だからこそ成り立った部分もある。 |
37.《ネタバレ》 “Space Cowboys”複数形なくらいで邦題まま。4人のおじいちゃんの若かりし頃、'50年代の音速実験機から始まり、宇宙開発をすっ飛ばし、現代に至る。旧ソ連がアメリカから盗んだ誘導装置を使ってたって設定が、実際ありそうで上手いです。レーガン大統領の時代に『スター・ウォーズ計画』なんてのがあって、まだ子供だった私は、現実がSF映画に一歩近づいた気がしてワクワクしてたのを思い出します。 アメリカも実現できなかった当時の計画を、ソ連がNASAから盗んだ技術で実現してたって設定は、あれれ?って思うけど、きっとこの世界ではアメリカも同様の核ミサイル衛生を打ち上げてたんでしょう。 マックやウィンドウズから進化してきたコンピューターの足跡とは違う、'80年代のロストテクノロジーはまさに驚きです。余談だけど、数年前にファミコンを買って時々遊んでるんですが、当時作られた中古のカセットを挿して電源を入れると、ほぼ100%見事に息を吹き返します。劇中「アイコン」がチームを“敵”と認識して攻撃態勢を取る様子が、今も元気なウチのファミコンと重なりました。 '50年代のX-2飛行実験シーンが短いので、誰がどんな担当なのかイマイチ掴めなかったけど、おじいちゃんたちが頑張って訓練して、世論とか努力以外の面でも後押しされて、みんなで宇宙に行くシーンは夢があります。さすがベテラン俳優4人、シャトル内の無重力演技もサマになってました。 この年代の作品で、スペースシャトルに乗って、落下物から地球を救うシナリオのお約束。この映画もソレだったけど、オープニングのホークと月への思い、『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』が上手に作用して、しんみりしない清々しさを感じました。 シャトル着陸はやり過ぎにも思えたけど、若造どもを追い出してチーム・ダイダロスでやり遂げるんだ!って場面を入れるための演出でしょうね。 最後の月面シーン。ホークが辿り着けたかどうか?を後の考察に委ねるのも良いけど、おじいちゃんたちには悠長に考えてる時間はないんだよ!って意味で、思いっきり観せたんだろうと思うと、ちょっと微笑ましい演出。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2024-01-22 10:23:31) |
36.《ネタバレ》 後で気づいたのですが、つまりこれ、舞台が宇宙だというだけであって、作り方は完全に昔のウエスタンなのですね。衛星の故障という課題は悪者ギャング、呼び寄せられるイーストウッドは伝説の名うてのガンマン、集められる仲間もかつての友人たち。したがって、危機らしい危機が起きても、割とあっさり解決してサクサク進んでいきます。イーストウッドにとっては、映画製作の上では、旧ソ連の核兵器も、悪者が馬車に隠し持っている機関銃も同じなのです。一方で、ハリウッド脚本の定式みたいなものもさりげなく外しています。あの核弾頭が結局どうなったのかは直接描写されないし、そもそもトミー・リーとの別れというクライマックスも愁嘆場なく終了、またなぜ乗ったのか分からない若者二人は、わざとかと思うくらい見せ場なし(失神の次の場面がもう脱出ですから・・・ほとんど登場人物扱いされてないというか、物扱いです)。というわけで、味わい方を変えるとそれなりに楽しめますが、真面目なSF映画を期待するとがっかりします。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2023-01-05 00:10:54) |
35.《ネタバレ》 イーストウッド映画らしく話は明快でかつ余計な説明なしに進んでいく。が、これはちょっとゆるすぎる。まず4人の絆が強調されるんだが、若い頃の場面と上手くつながらなくて最初誰が誰かよく分からない。別に分からなくても特に問題はないが、若い場面では2人が印象的なのであとの2人はどこから出てきたという感じになる。 ちょっと致命的だと思うのは音楽。勇壮なスペースオペラ風テーマはすべっているし、何も問題ない場面で不安を煽るようなBGMが流れる。そして危機の場面では緊迫感のある音楽が「かすかに」流れるんだな。これはいくらなんでもおかしいでしょう。ドカシャカ鳴らすかあえて静謐にするかどちらかにしないと。宇宙でもバコバコ衝撃音がする設定ならせめて音楽で盛り上げるのが普通だと思うが。音楽自体もありもの適当につなぎ合わせたようなちぐはくな印象がある。 じいさん達は格好良いので若い娘にモテモテでも別にいいのだが、イーストウッドが「真面目」「賢い」「熱血」の全部持っていってるので肝心の主役がうっとおしい。あとこの映画は「SF」のカテゴリーに入っていることが多いが、これSFじゃないよね。サイエンス絡みのフィクションだがサイエンス・フィクションじゃなくてあくまで宇宙も舞台に入る現代劇。 【tubird】さん [インターネット(字幕)] 5点(2018-01-24 17:41:47) |
34.評論家の日垣隆が絶対泣ける映画として挙げていた。正直、大嫌いな「アルマゲドン」を思わせる大味さで、別の意味で泣けた。 【えぴおう】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-07-28 01:34:25) |
33.老人版『スペース・キャンプ』といった感じの作品。『アルマゲドン』などという、ポンコツどものくせに「オレ達が地球を救ってやる」みたいな作品には閉口しちゃうけど、本作みたいに軽いノリで宇宙に行っちゃうと、リアリティがどうのと突っ込む気も起らず、むしろやりたい放題の部分に痛快さを感じちゃう訳ですね。そこはいいと思う。ただ。宇宙に行っても「オレがイーストウッドだぜ」というノリを通し続けるのって、ちょっとついて行けない部分もあるのです。40年という歳月を肉体的にのみならず精神的にまでも簡単に埋めてしまう。宇宙に行ったらさすがにもっと感動しないのかい? 謙虚な気持ちにならないのかい? 多分このノリなら、死ぬときも軽いノリで天国に行って、「天国でもイーストウッドだぜ」とスカしてるんじゃなかろうか。と、そもそも本作、題材とノリとのギャップが、しっくりこない、だもんでなーんだか物足りないのです。「宇宙に行ってもイーストウッド」よりも、「宇宙に行ったらイーストウッドは?」っていう方に、興味があるのだけど。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-08-18 17:13:26) |
32.《ネタバレ》 ジジイの痛快活劇!確か『宇宙+ジジイ=ノリノリだぜ』みたいなフレコミだったと思うけど、前半の宇宙に飛び立つまではそんな感じで観てるこちらも結構ノリノリ。 しかし後半がいただけません。 宇宙に行ってからは、何やってるかさっぱりわかりません。 わからないから危機感もいまひとつ。。。 まぁ、核弾頭6発が地球に落ちちゃう?トミー・リー・ジョーンズが命を賭けてそれを阻止する?ってことぐらいはわかりますよ、雰囲気で。 でももうちょっとわかりやすい説明をしてくれないと、いまいちノレないです。 核の危機だし、すい臓ガンかかっちゃてるし、ってことで生贄(自己犠牲)みたいなのも、正直受け入れがたいものがありました。 ジジイだからこそ、全員生きて帰ってきて欲しかった! 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-07-12 14:40:09) |
31.タイトルが内容とぴったり合った、とてもわかりやすい映画。 これはちょっと無理なのでは?と思いながらも、一応そこがテーマになっているので、 細かいことは気にせずに鑑賞したほうがベスト。爺ちゃん四人のキャラもわかりやすくていい。 終盤からラストの展開が甘くなったのが、ちょっと残念だったけど、 何となく元気を与えてくれる映画だった。 【MAHITO】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2012-01-29 03:48:06) |
30.《ネタバレ》 ジジイたちが頑張る映画ということで、嘘くささのギリギリラインでした。軌道上から見る地球がとてもきれいで、それは宇宙に行きたかった者の気持ちを雄大に代弁していました。実際、望み続けて実現せず諦めていたことを、生きているうちに叶えられたらどんなに嬉しいだろうか。そんな夢は誰にもひとつやふたつはあるはずで、これはそんな燃えカスがむず痒くなる映画でした。それにしても本作のイーストウッドは若造に手厳しいですなぁ。事故を引き起こしたイーサンって奴にフォローなしですか。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-11-02 23:46:44) |
29.イーストウッド?ガーナー?サザーランド?リージョーンズ?しかし、現代ってほんとろくな俳優いないんだなあ。力抜ける。普通のひとばっかし。つくずく、マックイーンがしのばれるなあ!(またマックかよ!) 追加!ゲロがトラウマ!あのシーンはとばす! 【男ザンパノ】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-02-29 23:48:58) |
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28.中盤以降失速気味だけどそれなりに楽しめました。 【ucs】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-02-25 21:17:33) |
27.92年、クリント・イーストウッドは『許されざる者』でメガホンを取り、アカデミー作品賞を受賞しました。もともとマカロニ・ウエスタンで名を挙げた彼。歳を取ったガンマンは、イーストウッド自身のキャリアの象徴でもありました。一方本作も「カウボーイ」ものです――舞台は宇宙ですが(!)。ただし、10年前の作品にあった、枯れた空気は見られません。老いてなお宇宙へ旅立とうとする、爺さんの元気さばかりが前面に出ています。歳を取ったことに対して、前半こそ滑稽な描写が重ねられていますが、後半では「若者」の株を完全に奪ってしまいます。しかし「若い奴には負けんぞ」と肩肘を張ることだけが、老人の強さではないはずです。主題歌がフランク・シナトラなのは、そういうテーマを象徴しているのでしょうか……個人的には、「スペース・カウボーイ」というと、ジャミロクワイなんですけど。 【円盤人】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2006-10-25 04:27:17) |
【あしたかこ】さん [地上波(吹替)] 5点(2005-11-14 13:18:42) |
25.《ネタバレ》 クリント・イーストウッドが監督&主演で良い感じに仕上がっていたと思う。 トミー・リー・ジョーンズやドナルド・サザーランドも良かったがジェームズ・ガーナの印象がすごく薄いのが気になるところだ。感動はしなかったものの退屈しないで見れたので普通に楽しめた。ショーン・コネリーを主演にするとさらに良い作品に仕上がったと思われる。ラストのトミー・リー・ジョーンズが月に着陸していたシーンがとても印象に残っている。 【マーク・ハント】さん [地上波(吹替)] 5点(2005-08-12 16:10:14) |
24.《ネタバレ》 高年齢ではありますが本当、カッコイイの一言。あとストーリーが素晴らしいなぁ。こういう話は犠牲がつきものだけど、月に行って来るってのはすげぇ。 【トシ074】さん [映画館(字幕)] 5点(2005-05-01 23:13:57) |
23.4人の爺様達が出てきて宇宙へ行くとなれば、こりゃコメディーだな!と思っていましたが、そうでもなく結構まじめに作ってたりする。しかし何で?と言うシュチエーションが結構有りました。例えばNASAの女性とホークがラブラブになっちゃう所とか、何の為にホークが月まで行かなくちゃならなかったのかとか、(だってホークはシャトルのメイン操縦士ですよ!)あと牧師さんは何しに行ったのかとか?そもそも爺様達、もて過ぎ! 【みんてん】さん 5点(2004-11-09 00:15:24) |
22.ただただ東森君の自己満足なお遊び映画としか思えない。気の置けないかつての朋友を「こんな映画でひと稼ぎしようぜ」の声で集め、パラソル付の丸いリゾートテーブルを囲んで紙コップのコーヒーを飲みながら自分たちの役柄について爺さんたちがダベっている姿が目に浮かぶようだ。本編では現役の宇宙飛行士が気を失っているのに難しいミッションを爺さんたちだけで完了できるってところが都合よく話が出来すぎていてどうしても納得いかないのですよ東森君。 【WEB職人】さん 5点(2004-09-20 22:30:25) |
21.《ネタバレ》 出発直前にパイロットのメンバーの中の一人に病気(ガン)が見つかるというパターンが多いですね。「アポロ」や「ミッション・トゥ・マーズ」もそうでした(ミッション・トゥ・マーズは妻の病気での断念でしたが・・・)。感動物に仕上げる為の手段かと思うのですが、ややマンネリ感が漂います。 ただ、元気なお祖父ちゃん達が繰り広げるドタバタや、皮肉めいたギャグを見ていると微笑ましくなります。 しかしクリント・イースドウッドは本当に老けましたね。哀愁すら感じました。 |
20.往年のスターのシワとたるみ、是非、美容整形でご解決を! 【ピルグリム】さん 5点(2004-07-17 20:54:29) |
19.クリントすごい!!おじいちゃんパワー全開ですな。でもやっぱエネルギー不足。 【LYLY】さん 5点(2004-06-25 17:44:32) |