3.《ネタバレ》 期待していた程でもなかった、というか期待していた物とは違いました。
キャスティングは、とても良かったです。特にヒステリックで強烈なキャラクターのデボラを演じたティア・レオーニの顔芸、もとい突き抜けた演技が最高!
役者の力あってこその、コメディとしてのこのクオリティだと思います。
ただ、ハートフル・コメディと聞いていたので想像していたよりも遥かにシリアスなストーリーに驚きました。シリアスなテーマをコメディ・テイストで描いて成功した作品は山ほどありますが、この作品ではそれがマイナスになっていた気がします。
なんというか、脚本と演出のテンポが噛み合っていないような感じです。
内容としては、フロールの母についてもさることながら…個人的には、成長したクリスティーナが見事に影響を受けている事に違和感が。
いくら成長したと言えども18歳の少女が全てを受け入れ、あんな小論文を書くのかと。なんだか人間味が感じられなくて、最後の最後に少しガッカリしてしまいました。
それと、やはりジョンとフロールのロマンスは必要なかったのではないかな?