2.《ネタバレ》 重かった・・香川照之さんが演じる役=八木さんが一番精神的に見るのが辛かった。
ストを起こした渡辺健の懲罰人事は不当だと叫んだために
懲罰人事で左遷・・
支店に客の案内役と称して配置され、店の隅にただ座らせられる。姿勢を崩す事もゆるされず、誰とも口をきかせず。従業員の見せしめにし客にはさらし者にする。その扱いは社員ではない。まるで囚人。いや、人ですらない。
こんなの大人の男性でも、精神的に追い詰められないわけがない。
「この会社は人をなんだと思ってるんだ!?」と叫びたくなった。
いい人ほどつらい目にあわされて、悪党は甘い汁を吸う。
見終わった後しばらくしても「何とかこの社員達を救えないのか?」との怒りと余韻がやまない。
「こんなに会社から嫌がらせされるなら、とっとと辞めてしまえばいいのに」と思うし、私なら辞める。というか私が社長ならこんな頭も性格もいいイケメン社員達、もっといい仕事をさせるのに。社長馬鹿だな~とか考えたりしながらも・・やっぱり、香川照之さんが演じる八木さんには生きていてほしかった。渡辺健と笑顔で写ってた写真が・・自殺直前に喫茶店で「楽しくやってるよ」と答えていた姿が忘れられない(:_:)
俳優は豪華すぎるくらい豪華だった。白い巨塔メンバーも多く出演。
端役までも大御所ばかりで、知らない顔がいないくらいだった。
最後ちらっと出ただけの検事も上川隆也さんだったし。ちょい役にはもったいないかっこよさ。
余談だが新宿バルト9の映画館が異様に暑くて少々集中できなかった。会場は満席で、隣の人は汗だくでとにかく汗の臭いがきつかった;「日航機の墜落したのは夏だし、舞台がアフリカだからこの異様な室温設定は映画館の粋なはからいなのかも!」=と自分に言い聞かせようとしたが、やはり暑いのはつらかった。今後は映画は空いてる日に見に行こうと思った。