1.《ネタバレ》 前回の官房長まではいかないが、今回もおかしなことをやってしまいました。テレビを見ている人はすぐ気付くと思うのですが、足を怪我して正式にリタイアしたはずの三浦さんが何食わぬ顔で出てきたのは大きな違和感です。逆に考えると映画撮影時は、こないだのテレビシリーズでリタイアする事は決まっていなかったのかなぁ・・・だったらしょうがないか。それと今回盛り上がりに欠けてしまった原因は明らかで、細菌兵器テロをメインで扱う以上、良い悪いは別にして、これがばらまかれてしまうかどうかの瀬戸際の攻防を描くしか映画として成立させる筋書きはなかったはずなのに、敵役の性質上それができなかった事でしょう。そして、最後の拘置所でのやり取りの中で言いたかったことを無理やりしゃべらせて終わる、という悪循環に陥ってしまいました。個人的には、映画をどうしても続けたいのであれば、「十二人の怒れる・・・」や「キサラギ」のような脚本勝負的な方向に思いっきり振ってしまってはどうかと思ったりします。でも、それだとまさに「テレビで十分」となってしまうだろうし。。。結局映画向きなコンテンツではない、ということなのかな。