4.《ネタバレ》 後半30分がまるで違う映画になっていて、なおかつ冗長だという意見に賛成。
「ヤマモト」が主人公になってどうする。小池栄子は今や北条政子にしか見えない。バヌアツの良い面だけ取り上げすぎ。
そもそも会社を辞めるまでが長く、明らかにブラック企業なのに居続けるのが理解できない、現実的に上司があんな奴ならもっと上に部下の不満が届くだろうし、もしワンマン会社なら部下が萎縮して業績悪化し続けていくのは確実なので、やりすぎ。
妻帯者だったり借金があったり若くなかったり、という理由で仕事を辞めたくても辞められない多くの人にとって「ヤマモト」は現実にはいないし、次が安定した雇用かどうかは分からないのが現実。ファンタジーじゃなくて、きちんと辞めてきちんと次の企業で再生していくプロセスを描いてほしかった。
あと個人的に好きな黒木華さんが悪女として使われているのも嫌。屈託のない微笑をくれる癒し系で出してあげれば良いのにね。