1.《ネタバレ》 まず、テーマ曲がとてもよかったといいたい。あと、車窓から見える、関越自動車道やら町並みがとてもきれいだったとも言いたい。さて。「優しさは罪」ってテーマだと思いながら途中までみていましたが、そのうち疑問がわいてきました。ワタシたち、人とのつながりを持とうとしたときに、優しくするほか、術(すべ)がありますかね。観終わって今、「そうだよ、優しさは罪だし、残酷だよ。でもだからって、どうしたって言うんだよ」という開き直った映画だったと思っています。とにかく、みんな優しくするしかなくって、それでみんなでぎくしゃくなるしかない。どっかの家庭のドキュメンタリーをみているような気にもなりました。良作。【追記】古井志穂が再就職したレストランは、新潟市のワイナリーの直営店です。【追記の2】シネマファン55号さん、ご指摘ありがとうございました。あのシーンのロケ地は、新潟市郊外のワイナリーで間違えないのですが、監督は「県外の、どこかのどかな場所」を想定しているとのこと(映画「ミッドナイトバス」聖地巡礼マップ in 新潟日報モアHP)。とすると、利一はわざわざ探したことになりますね。それは、優しさじゃない。−3点。