3.《ネタバレ》 なぜ単純にワクワクしなかったのだろう・・・・
冒頭のシーンで、かなり期待しました。
実際にありそうな、宇宙ステーションでの作業シーンからはじまります。
そこで、超高エネルギー電磁波”サージ”を受け、地球上に、甚大な被害をもたらします。
しかし、この超高エネルギー電磁波”サージ”がどれほどのものなのか、ピンとくるシーンがありません。
なので、見てる側は、「それをなんとかしなきゃ・・・」という危機感を抱けず、感情移入できません。
さらに、伝説となったロイの父クリフォードが何か関係しているという、最高機密情報をロイが知る。
そこから、謎解きの旅が始まる。
月面での、移動中に襲撃を受けるシーンは、ハラハラさせられるが、そこに物語に関わる重要な布石はなにもない。
そもそも、単純な話なのに、描き方なのか、何か複雑で理解しにくい雰囲気があります。
そしてその謎も、解かれていきますが、そんなに衝撃的なものもない。
地球外生物を見つけるために、生涯をかけたクリフォードですが、地球外生物は出てこないし、地球外生物が直接、謎とは何も関係がありません。
ロイが父親、クリフォードと再開するが、父親はただの偏屈ジジィって感じがします。
16年間、どうやって生き延びていたのだろう・・・・素朴な疑問が湧いてきました。
そして、地球外生物を見つけるために、どうしてそこまで固執するのか、理解し難いです。
何か、確固たる確信のもとに、地球外生物発見に情熱を傾けてる風もない。
ヒューマンドラマとしても、SFとしても、なんとも釈然としない後味があります。
なんか、落とし所がいなというか、救いがないというか、風呂敷を広げたけど、グチャグチャに畳んだ感じがします。
このレビューも書いてて、ダメ出ししか出てこないので、この辺でやめます。
とっても、惜しい感じがしました。