2.《ネタバレ》 誤解による、被害者加害者の入れ替わり、ボタンの掛け違い混迷のストーリーを
それぞれの視点で描いた映画なんだけど・・ どーもストレスが残る1本。
観客のミスリードを誘うやり方がセコイ。
みなそれぞれ事情があるのに、悪人・サイコに見えるような仕草の強調ばかり。
その上で、各登場人物が本音を隠して自分の殻に閉じこもり、ズレた正義感で暴走へ。
さらに、悪人は居ないというテーマを掲げつつ、本当のいじめ主犯は別にいるし、
怪物保護者も別にいた。とこるが、そちらの人物は特に掘り下げない。
映画制作側にとって都合のいい部分しか見せないのなら、真実は別にあるという
投げかけを、途中で放棄しちまってないか?
面白い題材なのに、料理の方法がプロっぽくない、学生ムービーみたいだ。残念。