1.《ネタバレ》 全然、<リトル>ではないマーメイドでした…。結構ガタイがいいです。
私の年代だとどうしてもアニメ版を意識してしまいます。ティーンエイジャーに演じてほしかったなぁ、だってリトルマーメイドは青春ドラマなんじゃないの??。アリエル役の方は確かに歌は上手いけど、後半は声が出せない役なのでどうしても魅力は半減してしまう。だってアニメ版はアリエルの表情が豊かで、声が出なくても魅力的なのに(まぁ、この時代のディスニーはリトルマーメイドに限らずどれも表情豊かですが)、実写版は全然表情豊かじゃないんだもん。
海の中の映像は確かにすごいけど、CGが当たり前になった今映像だけでは130分引っ張るのは厳しい。それでいてストーリーは無難な作り。見どころはというと、「アンダー・ザ・シー」「パート・オブ・ユア・ワールド」かな、当然なんだけど…。この2つが序盤で終わってしまうので、中盤以降は正直退屈です。ただ予告等でみたリアルセバスチャン達は予想外に愛嬌があって、ここは良かった。また、アースラも生き生きと演じられているのが画面から伝わってきて、とってもハマっていたと思います。その逆でトリトン王を演じたハビエルバルデムからはあまり伝わってこなかったですね(むしろ嫌々感が伝わってくる)。面白くない訳ではないが、この内容で2時間超えはやっぱりしんどい、原作と同じく80分ぐらいで綺麗にまとめてくれれば加点できたとおもいます。