9.《ネタバレ》 何が凄いかって、最後、「街を出る」ですべて片付けてしまっていること。これって、都市型復讐サスペンスと見せかけておいて、実は裏テーマは、「ウエスタンを現代の社会に再構築させたらどうなるか」だったんですね。主人公と警視の関係は、ガンマンと保安官っぽくもありますし、それを考えると、最後に主人公が警視に発する一言も意味深です。そもそも主人公が復讐に立ち上がるきっかけとして、ウエスタンの撮影風景を見る、という分かりやすい一幕も挿入されています。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2021-06-01 00:45:47) |
8.《ネタバレ》 ヒャッハーな暴漢に妻を殺された男の復讐劇。 ブロンソンが渋くてかっこいい。 娘は生きてはいるが陵辱されて精神的には殺されてしまったような状態。 なのに犯人は捕まらず、憎悪の対象はニューヨークで悪事を働くゴロツキどもへ。 一人で出かけては犯罪者どもをおびきだして狩っていく。 ゴロツキどもへの今までの鬱憤もあって、私刑が流行るのは共感できる。 ただ、家族を襲った犯人に復讐できなかったのはスッキリしない。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 5点(2014-12-29 20:22:06) |
7.チャールズ・ブロンソン主演ということで、どことなくハードボイルドの雰囲気漂うが、 主人公の心情を核にした、一応人間ドラマのジャンルなのかな?といった内容の作品。 中盤以降の展開やラストの結末などは、合点がいかない人もいるかとは思うけど、 ちょっと考えさせてくれるドラマには仕上がってます。主人公に感情移入できるか否かも、 鑑賞者によってまちまちかと。映像演出は、昔のテレビ映画という感じで観易かった。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 5点(2011-11-28 08:15:36) |
6.《ネタバレ》 重苦しい雰囲気が全編を覆い尽くし、妻子の仇はそのままというところに後味の悪さが倍加します。ブロンソンの凶行に対する警察の決着のつけ方に、この国特有の「ご都合主義の正義」が見てとれました。 |
5.《ネタバレ》 お昼に放送している映画枠でみたので、娘のレイプシーンを観てあまりに衝撃的で、持っていたおにぎりを落としてしまった。家族が襲われたのに警察では進展ナシ、私も犯人が憎くて狼になってしまうかもしれない。そんな狼も悪者が標的ならヒーロー化されるというアメリカらしい話。ブロンソンが最後に空港で振り向いた時、笑顔だったのでようやく妻の死や娘の不幸を受け入れ、自分の進むべき道を見つけてくれた感じがしたので安心した。 【りりあ】さん [地上波(吹替)] 5点(2008-01-30 15:47:45) |
4.《ネタバレ》 妻を殺され、娘をレイプされたおっちゃん(ブロンソン)が無差別殺人マシーンと化す!このおっちゃんは無表情で次々と街のギャング達をぶち殺していくわけだが世論や一部のサツからまで正当評価され、しまいには街のスーパースターと化す!とにかく恐ろしい映画だ。一番面白かったのはブロンソンが夜道を歩いていたら親父狩りに遭いそうになり、あらかじめ隠し持っていたチャカで相手を不意打ちし、逃走。家に帰り一人で嘆くシーン。「Oh!ジーザス!俺はなんてことを!」(笑)この時から殺人鬼の素質満点だったのだ!…アメリカって恐い。 |
3.相手が悪者とはいえ、簡単に殺しすぎ・・・まさにアメリカの象徴ですね。 【カロ】さん 5点(2004-06-12 13:00:40) |
2.娘が襲われるとこはなんか「時計じかけのオレンジ」っぽかった。音楽がかっこよかった。 【あろえりーな】さん 5点(2003-11-12 22:14:47) |
1.チャールズ ブロンソンが少し、狂気じみた役だったのが印象にのこっている。暴力でニューヨークのすべての悪を消し去ろうとする話なのに、否定的にならない。アメリカならではの一作である異色ハードボイルド。 【本間】さん 5点(2002-11-15 18:47:28) |