2.《ネタバレ》 思ってたんとちがーーーーぁう!(by笑い飯西田)
というか私、フルチ爺さんの作品を初めて観ました。「♪~1、2、サンゲリア 2、2、サンゲリア~」より先にこちらを観てしまいました。しかし期待が大きすぎただけにちょっと物足りなかったですね。
物語があってないような映画は数あるし、恐らくそこよりゴア描写ありきみたいな進め方だったと思うのでそれはいいんですけど、その肝心のゴアシーンに大して心打たれなかったんですよねえ…。それもこれも30年という歳月が怖さを薄めたのか、それとも「SAW」とか「テキサスチェーンソー」「ホステル」あたりで残酷描写の免疫が出来てしまったのか…。
本来、幽霊的な展開にゾンビ登場+容赦ないゴア描写なんで怖いはずなんですけど、多分テンポが悪いのかたたみかける感じが全くしなくて、怖くなりはじめの頃に別の場所にいる人物のシーンに変わってしまったり(またその編集も粗い…)もったいないなって思いました。音楽もロメロの「ゾンビ」っぽいし、暗闇で眼光鋭い霊の視線浮かび上がるのもアルジェントっぽいし新鮮味無し。うーむ…。
ただ幽霊に睨まれて目から血の涙流して、臓物全部吐き出しちゃう所と、蛆虫の大群が部屋に入ってくる所は良かったです。良かったって書くと凄いヘンタイみたいに聞こえますが…。真夜中になってゾンビがワラワラ出てきて収拾つかなくなった終盤、神父ゾンビにツルハシ突き刺して解決みたいなやっつけ感も好きです。でも最後に子供が近づいてきて、その時にヒロインが叫ぶのとかは不要。あれはあれで解決でもういいじゃないですか。
でもこんなに評価してないみたいな事書いといても、またフルチ爺の別の映画観ると思いますw