3.アメリカの名作映画ランキングで上位だった本作、期待して観ることに..う~ん、ごく普通の出来..序盤、主人公が等身大でリアルに描かれているのには驚いたが(当時は斬新だったのでは)..肝心の労組結成の大変さが、今一つ伝わってこない..夜遅くまで、タイプして、封筒に切手を貼るだけ?それくらいしか描かれていない..(もっと大変な苦労があっただろうに..) 労働環境も劣悪とは言えず(そう見えてしまうから残念)..主人公の動機、なぜそこまでするのか?も、全然観る側に伝わってこない..私的には、「エリン・ブロコビッチ」と重ね合わせて観てしまうが..題材の違いもあってか、説得力、共感&感動 という意味で、本作の方がどうしても見劣りしてしまう..「エリン・・」では説明的シーンが無くても十分伝わってくる(想像出来る)のに対し、本作では、説明しなければ伝わらないことが多く..主人公の描き方(生き様)も中途半端..綿密に計算された伏線、エピソード、そして劇的さ、が物語として欠如しています..良作ではあるけれど、(映画として)面白味に欠ける作品...