6.《ネタバレ》 これは攻めました。攻めましたねえ。真剣を滅多矢鱈に振り回している丸裸の大林監督の姿が目に浮かびました。裸ですから防御力はゼロ。しかしながらその剣圧は凄まじく、外野の小言など物ともしません。これぞ狂気の沙汰。いや攻撃は最大の防御なり。一見支離滅裂ではあるものの(バナナってそんなバナナ)、筋立ては明快で芯が通っており、どこを切り取っても完璧に『大林宣彦』印なのは流石であります。監督の映画にかける情熱と、小林亜星の大玉スイカと、紀世彦の極太もみ上げと、妖しく光る猫の目と、クンフーちゃんのさわやかヒップと、ガリちゃんのサプライズヌードと、池上季実子譲の極上エロスで、(主に後半の要素で)最後まで画面にくぎ付けでした。もっとも、これ程やりたい放題が出来るのは、名のある監督だからこそ。『踊る大捜査線』の和久さんではありませんが、正しいこと・やりたいことをしたいのであれば、偉くなるしかないのは道理です。一応『ホラー』にカテゴライズされるのでしょうが、シュールコメディであり、エログロであり、音楽映画であり、反戦ドラマありで、要するに唯一無二のオリジナルテイスト。邦画史上類を見ない怪作なのは間違いないでしょう。映画ファンならば、教養のひとつとして必ず観ておくべき作品と考えます。ちなみに私は黒沢清監督の『スウィートホーム』とごっちゃになって、既に観た気になっていたので(同類のうっかりさんは)ご注意ください。なお採点は放棄しています。 【目隠シスト】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-08-20 12:26:48) |
5. 子供の頃見て,大きな柱時計の中に人が入れられるシーンが忘れられません。トイレに行けません。ピアノに指先を食べられてその指を叫びながらみる女の子のシーン。ピアノがいつ閉まるか心配でさわれません。大人になってDVDで見たらたいしたことないなあと思ったけど,当時の恐さでこの点数 ●●追記●● 他の作品のレビューを書いていてふと思い出した事がありました。少年サンデーかなんかのマンガ雑誌の巻頭のフルカラーでこの映画が紹介されていて、公開してしばらくして母親にこの映画是非みたい!といったら「だめ!」と一言。それから10数年たって母親と映画の話をしていると母曰く「大林なんて、少女趣味のロリコンよ。映画見てたらわかるじゃん。彼の映画見てもなんにもならんよ」どうやら、母は公開してすぐに映画館に見に行ったらしいです。そりゃあ、あんなサイケで裸が出る映画見せたくないでしょうなあ。。。。 【蝉丸】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-10-13 21:13:05) |
4.いやいや、この映画はあかんよ。みんな、だまされてるよ。 【センブリーヌ】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-11-18 18:12:03) |
3.「 美女達の 台詞も演技も ナンセンス 家が人喰う サイケなホラー 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
2.今観ると当時のナンセンス振りに気が遠くなってしまう一作ではあるが、これが深夜に放送されると「必ず」観てしまう。何故か?個人的には鰐淵春子が好きなので、と言う理由。と、本作の持つ「中毒性」ってヤツか?まぁ珍味なのは間違い無い。 【aksweet】さん 5点(2004-04-16 00:08:41) |
1. 大林宣彦監督のデビュー作!という以外に特筆するコトも無い凡作。和製ホラーなんだが、池上季美子や大場久美子、神保美喜といった当時の若手アイドルが「家」に襲われる展開が当時の水準から観ても相当にチープで腰砕け。勿論、現在の視点で観れば…言うまでもないっしょ?大林ファンには悪いが5点。 【へちょちょ】さん 5点(2003-07-07 04:35:38) |