1. いやー、すごいね。同人?コスプレ?コミケ????とわからない人には全くわからないネタをこれでもかと勢いに任せているようでそうでもない。緻密に計算されたチープさ・・・とでもいうべきでしょうか。監督はあの松尾スズキです。なんでもありでしょうね(キャストとか脚本・演出とか)。
マイノリティの哀愁がいたるところに感じられます。この手の同人さんたちは映画という媒体と接点が決して多くないような気がします。もちろんアニメが映画化されたり、漫画が実写化されれば映画館に足を運ぶことはあるでしょう。でも同人・コスプレといった社会的に認識はされつつあるものの、いまいち理解されにくい趣味が客観的にコミカルに(自虐的に?)表現されている本作をその方々が好んで観に行くとは考えにくい(映画大好きなコスプレイヤーがいないとは断言できませんが)。でも『恋の門』は観てほしいな。「それ」を本質的に理解していない僕なんかが大爆笑しているよりも、爆笑を通り越して切なくなっている状態もずうーっと「うんうん、そうだよね」と身近に感じるはずだから。
松田龍平くんはやっぱりかっこいいなぁ。彼、意外と背がたかいのね。顔も綺麗だし。それと酒井さんもかわいい。目が小さいし何より巨乳だし(けっきょくそれか)。それと松尾スズキ、顔を見るだけで笑ってしまう。主要登場人物の無表情さがこの映画の根幹か? ううんと、あとは、あとは小島聖?久しぶりにみた。やっぱり乳が(ry。
漫画が原作、そして「石を集める」という話をきいて最初『無能の人』を連想したんだけど全く違いましたね。この作品は『鬼の爪』とは似ても似つかない日本映画です。だけどこれほど日本を表現している映画はないよ。サブカルチャー万歳ですね(笑)。これが何十年か経つと「文化」として完全に認識され「伝統」となっていくのでしょうか。それもちょっとこわい気がするけど(笑。