3.《ネタバレ》 カラーの東宝スコープに続いて、そこそこまともな宇宙シーン、期待して見始めたものの、すぐその期待が消えてこれはとんでもない映画を見ているという失望感とB級の醍醐味であるツッコミどころ探しのワクワク感に変わる。 存在感のない怪獣に現実感のない強盗団。どんな被害を想定してどこに逃げるのかわからない緊迫感のない避難シーンや何発撃っても当たらない銃撃戦。初めの方に人が浮いてたのがなぜなのか、ドゴラって名前の由来は何なのか最後までわからずに終わり。幼稚なシナリオ、設定のくせに、場面展開や台詞回しは子供には理解できそうもないややこしさ。「映画」としての価値はかなり低いと言わざるを得ないが、これはまさB級映画である。
一番突っ込めたシーンが、強盗団のボスのデスクのシーンで突然昼休みのチャイムみたいなのんきな音がしたと思ったら本部への連絡時間の合図だったところ(笑
ただし、ゴジラシリーズのような派手さや親しみがない分、もっともっと突っ込める要素が欲しかったことも事実。