ケンタとジュンとカヨちゃんの国のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ケンタとジュンとカヨちゃんの国

[ケンタトジュントカヨチャンノクニ]
2010年上映時間:131分
平均点:5.00 / 10(Review 5人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-06-12)
ドラマ青春ものロードムービー
新規登録(2010-04-20)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2024-01-27)【にじばぶ】さん
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監督大森立嗣
キャスト松田翔太(男優)ケンタ
高良健吾(男優)ジュン
安藤サクラ(女優)カヨちゃん
宮崎将(男優)カズ
柄本佑(男優)洋輔
洞口依子(女優)洋輔の母
多部未華子(女優)ゆみか
美保純(女優)スナックのママ
山本政志(男優)二郎
新井浩文(男優)裕也
小林薫(男優)闘犬の男
柄本明(男優)菊ちゃん
水崎綾女(女優)
米村亮太朗(男優)
宇野祥平(男優)
脚本大森立嗣
音楽大友良英
撮影大塚亮
製作ポニーキャニオン(「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会)
日活(「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会)
角川書店(「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会)
美術杉本亮
衣装伊賀大介
編集普嶋信一
録音加藤大和
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1.全編に漂う「恨みがましさ」に、若干辟易させられた。たしかに個人の踏ん張りではどうしようもない生まれながらの格差はこの国にあり、それもより深く広がりつつあるけれど、それに対する苛立ちがただ「恨みがましさ」だけに収斂していってしまっている。「連帯」とか「革命」とかの言葉はもう輝きを失っているが、それに代わるものを模索する努力を放棄し、ただ「恨みがましさ」に寄りかかってしまっている。映画はその若者を批判的に見ているようでもなく、けっきょく「出口なし」の状況の悲劇性に陶酔してしまったのではないか。ただ「辟易」の度合いを「若干」としたのは、こちらに今の若者の閉塞状況を分かってないかもという弱みがあるからで、もうここまで追い詰められている可能性もときに感じられるからだ。網走に行けばなにか次が見えるかも、という出たとこ勝負のロードムービーという設定に、いまの若者の切羽詰ったとこが反映されていたのかも知れない。なにも若者に限ることでもあるまい。原発労働者の境遇は黒木和雄の『原子力戦争』のころとまったく変わっていないことに(さらに使い捨てシステムが合理的に進化しているか)最近驚かされたばかりである。映画の流れとしては、カヨちゃんとの再会の場や、先輩との対決にもうちょっと段取りがほしい。期待した安藤サクラの怪演も、ふわふわと登場するシーンではワクワクさせられたが、あとはまあ無難な演技といった線。
なんのかんのさん [DVD(邦画)] 5点(2011-08-11 12:27:35)
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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 5.00点
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100.00%
200.00%
3120.00%
4120.00%
5120.00%
6120.00%
7120.00%
800.00%
900.00%
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