2.《ネタバレ》 看護師は辛辣だしなんとなく病院に居場所がない研修医。そんな中自分を評価してくれ好意を寄せてくれる女性患者を担当する。彼女が退院した頃から彼のサイコぶりが現れ始める。
「うわあ」と思いながらもサイコぶりは控え目。ただ患者が死んだりするので控え目とは言えないか。彼のサイコぶりは自作自演をした挙句その結果が発覚するのを恐れて必要以上に右往左往するという全て自分の中で納まっていてとても地味。どこにでもいそうな危ない人間を描きたかったのか。もっと恐怖を煽る作品にできそうだが作り手はそこを目指しているのではない雰囲気。
ラストも結局発覚せず日常のままで終わる。こういう人間が日常に溶け込んで生活しているのは恐怖と言えば恐怖なのだろうが、なんとも中途半端な作品という印象しかない。