1.《ネタバレ》 「ロボット」はもろに「ターミネーター」、というか要するにラジニ様にターミネーターをさせたかった「だけ」で作ったとしか思えないのですが、こっちは話が進めば進むほど、どこをどう見ても「2」。ここまでそのまんまだと、逆にあっぱれといいたくなるほどです。ただ、入口のところで子供がわがままで小生意気なのと、父親もそれに振り回されているところが、やはり、一連のラジニ様(=絶対的聖人君子)主演作とは異なり、主人公の格好良さを削いでいます。さらに、話の尺を稼ぐためか、中盤でみんなでインドに戻ってきてからは、ラ・ワンのことなどどこかに忘れてしまって完全にのんびりしているのも、緊張感を落としています。それと、いろいろ視覚効果技術にも手を出しちゃってるところが、20年くらい遅れてハリウッドを追いかけているようで、何だかなあ。