6.《ネタバレ》 いわゆるタイムリープもの。
でもタイムリープにありがちな、過去改変による現在への影響などは一切なし。
もちろんパラレルワールドもなし。
主人公の晴夫が自分のルーツを知る旅に終始しています。よってわかりやすいシナリオです。その辺は好印象。
ただ、『劇団ひとり』『大泉洋』『柴咲コウ』ときたらどうしてもコメディを期待してしまうわけで、そのあたりはちょっと期待とは違いました。
多少コメディテイストな部分はありますが、これはもうヒューマンドラマでしょう。
自分を捨てたと思っていた母は、実は命をかけて自分を生んでくれていた。
ろくでもないと思っていた父は、自分のために優しい嘘をついていた。
そのオチそのものは美しく、嫌いではないです。
個人的には、晴夫には過去の世界に逃げ込まず、現在のほうで人生逆転してほしかったものです。それだけの実力はあるわけですから。
もちろんそーゆー趣旨のドラマでないことは重々承知しているんですけど。
変にサクセスストーリーの空気も出すから、期待しちゃうじゃないですか。
現在の世界に戻ってきた晴夫が一念発起してもう一度夢に向かう姿も見てみたかったです。