1.《ネタバレ》 ひとりの刑事が破滅していく姿をきわどくスタイリッシュに描こうとした品性に欠け過ぎてるブラックコメディ。そんな映画でした。
最初はハチャメチャ刑事のブラックだけどホンワカもありのコメディなのかと思っていたら、徐々に人格障害を患っているんじゃないかと感じられ、過去や現在の状況が明かされていく。でもそれがかなり笑えない現実なんです、それを上手くブラックコメディにできなかったと思います。ていうかコメディにする必要があったんですかねぇ。
途中で挫折しなかった理由はキャストです。まず主演のジェームズ・マカヴォイ、キレた演技が良いです。今さらだけどほんとにラッセル・クロウに似てる。
「リトル・ダンサー」のビリーと父さんまでいるし。キャストの顔ぶれを見るのが実に楽しかったです。
フィルス。。。不潔、堕落、卑猥、、、俗語で警察の意味もあるらしい。まさにそういう映画でした。
コレ、もっと違う撮り方してたらかなりいい映画になったんじゃないかと思えまして、それが残念。