5.映画は見なくてもミニオンズを知っている人は多いかもしれない。
怪盗グルーによる本伝シリーズはそっちのけで本作鑑賞。
可もなく不可もなく。
ミニオンズの能天気で奔放なキャラクターだけで突っ切るので、一見張ってありそうな伏線回収はほとんどない。
ストーリーの整合性もあったものではなく、現れてはちょっと活躍して退場していくサブキャラ達。
そう言えば、『ペット』も『SING/シング』も似たような中身であり、
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』をも手掛けるイルミネーションスタジオの"作風"なのだろう。
完全に子供向け、ファミリー向けに振り切って、
意識高いメッセージ性や巧みなストーリーテリングを求めるのは筋違いにも程があるか。
見ていて何も残らないが、純粋な娯楽映画として手堅く稼ぐにはこれが正解だろうね。