1.《ネタバレ》 結構評価いいのに驚きました。
この現象、科学的に有り得ないし、人の行動自体も有り得ない話で、冷めっぱなしで無理でした。
電池の物も使えない、懐中電灯までって、はあ? せめてソレらしい理屈の根拠見せないと・・。
そこまで徹底的に電気モノ全滅なのに、羽田から飛行機が飛ぶと思っている現代人が
居る訳が無い。警察官がイヤホン付けているのも不自然。未知の天災で全員被害者なのに
行政に罵声上げるヒステリックな市民も、あまりに不様で日本らしくない。
知識が足りず、サバイバル無能な親父は、教えを請う事すらもできない最悪の大黒柱。
ライフライン全滅、情報皆無、なに一つ助けが来ない状況で、都市の住民は、1ヶ月も
生存不可能なのに、淡々と数ヶ月をトレースしていく都合の良い脚本。
流れのある川を即席のイカダで渡るとか、突然の試練も、とってつけたストーリー臭が充満。
どこを切っても、学芸会の台本のようなお粗末さに、放心しつつエンディングへ。
今回は、本気で駄作になってます。シリアスでもなく、コメディにもなれず、リアルは皆無、
無知で不機嫌な家族のぶつかり合いを延々と見せられて、ストレスばかりが積もっていく。
まあ農家は電気が無くても暫くは食って行けるのには異論はないが、余裕有りすぎてクサい。
通信が無く情報が無かったら、無政府と同じ。統制された自衛隊員の行進も、真実味ゼロ。
無人のスーパーの荒み具合が甘すぎるのも、単に撮影上の手抜きなのだろう。
普段、ハリウッドの能天気映画を笑い飛ばしてましたが、これは日本人として寒過ぎる。
自分的には4点だなあ。ホントに風邪引きそうなので、熱燗でも飲んで寝ますわ・・。
唯一、感動の再会シーンで、ウイッグを手渡される親父には、爆笑しました。1点追加すね。