1.《ネタバレ》 医者が患者の無力な状態につけこんで、恋愛状態に持ち込み結婚するなんて倫理的に許されないと考えるのが全うな常識。
散々御託並べてくれたが、それじゃあお前患者が渡辺直美でも同じ事をしたかと聞かれたら、返す言葉ないだろう。
ところが、そんな行動が全く非難されてる様子もなく、主人公たちも無抵抗で受け入れかける。
もともと漫画原作の映画にリアリティを求めるのが野暮なことは百も承知だが、こんな非常識な行動が後半の大きな流れをしめている段階でかなり引きました。
前半部分に関しては、中条さんがすごく綺麗だったし、上白石の妹もなかなか可愛かったんで、漫画チックな大げさな演出みたいなあらもさほどは気にならなかったけど、やはり恋愛過程はもう少し丁寧に描けなかったか?
正直、ヒロインがなぜ主人公を好きになったか、表面的な説明は散在したが、実感としてはほとんど納得できなかった。
よほどキャストに愛情がないときつい映画。