パラサイト 半地下の家族のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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パラサイト 半地下の家族

[パラサイトハンチカノカゾク]
Parasite
(기생충)
2019年上映時間:133分
平均点:6.78 / 10(Review 111人) (点数分布表示)
公開開始日(2020-01-10)
公開終了日(2020-07-22)
ドラマホラーサスペンスコメディ
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監督ポン・ジュノ
キャストソン・ガンホ(男優)キム・ギテク
チョ・ヨジョン(女優)パク・ヨンギョ
パク・ソダム(女優)キム・ギジョン
山路和弘キム・ギテク(日本語吹き替え版【ソフト/日本テレビ】)
折笠富美子パク・ヨンギョ(日本語吹き替え版【ソフト】)
恒松あゆみパク・ヨンギョ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
神木隆之介キム・ギウ(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
内山昂輝キム・ギウ(日本語吹き替え版【BSテレビ東京】)
東地宏樹(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
早見沙織(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
小林由美子(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
花輪英司(日本語吹き替え版【日本テレビ】)
脚本ポン・ジュノ
配給ビターズ・エンド
字幕翻訳根本理恵
あらすじ
定職にも就かず楽天的な父とそんな夫に当たり散らす母。能力はあるものの思うように学校に入れずにいる長男と長女。一家は半地下の住宅で貧しい生活を送っていた。そんなある日、長男に舞い込んだ思いがけない好機。一家は人並みの生活を望むが余り、とある富裕層の一家に取り入ることに成功する。そして、相反する二つの家族が複雑に交差した時、思いもしない事態が起きてしまい…。カンヌ国際映画祭で韓国映画初となるパルムドールを受賞、アカデミー賞でも外国語映画として史上初となる作品賞を始め監督賞、脚本賞、外国語映画賞を受賞するなど数々の映画賞を受賞した韓国の奇才ポン・ジュノ監督によるコメディ風味のサスペンス。
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9.《ネタバレ》 ブラックユーモア全開で引き込まれますね。中盤からは一気に怒涛の展開でした。
でも殺人やらで視聴年齢制限がかかるぐらいバイオレントな描写のはちょっと。作品がアカデミー賞作品賞を受賞したのは意外。たしかに配役や演出は優れているかもしれないけど、一歩間違えたらB級映画になりかねない展開すら感じました。ここでの評価点が上がらないのも、天下の受賞作として疑問が残ります。いまや韓国のみならず、米国の分断がひどすぎるから共感を呼んだのでしょうかね。
個人的に印象に残ったのは、家政婦さんが豹変するシーンと、主人公が重い石を持って地下室へ行くシーン。ちょっと意図がよく分かりませんでしたが、メタファーになっているんでしょう。なかなか深い映画でした。
mhiroさん [地上波(吹替)] 5点(2021-01-19 21:00:12)
8.《ネタバレ》 いかにもといったモチーフをこれ見よがしに散りばめて社会批判、一丁上がり、最後はどうせ修羅場に持ち込んでお茶を濁すんじゃないの、という悪い予感はあったのだけど、実際にそういう展開になってしまうのを目にすると、つくづくウンザリしてしまう。一体、いつまでこんなコトやってんだか。これはもしかして、「オールド・ボーイ」病とでも言うべきものなのでしょうかね。
ただし、劇中では戯画化されているとは言え、ある種の真実がここに反映されていることは、確かでしょう。格差社会による貧富間の分断は、弱者が強者に寄生して他の弱者を蹴落とす「弱者間の分断」にまで至る。政治・経済の面では保守と革新が骨肉の争いを繰り広げて、李政権・朴政権が行った革新への徹底的な弾圧に対し、現在(2021年初頭)は文政権が保守に対し粛清と言ってもよいような弾圧を繰り広げている。末期を迎えたトランプ政権が引き起こした騒動は、世界を驚かせたけれど、これだって「韓国ではすでに何度も見られてきた」お馴染みの分断の一光景、と言えるのかもしれない。
「近代社会の崩壊」という観点では、おそらく、我々の隣国は世界最先端を走っている。そして他国もまた同じ流れを辿ろうとする以上、決して対岸の火事とは言い切れない訳で。そういう、時代の危機感とのリンクがあってこその、本作のパルム・ドールとオスカーW受賞なのでしょう。
鱗歌さん [地上波(吹替)] 5点(2021-01-11 10:35:58)(良:2票)
7.《ネタバレ》 韓国の映画はあまり好きではないのですが、アカデミー賞受賞ということで半分義務感で挑みました。
それほど驚きに満ちた内容でもなかったですが、ブラックコメディとしては佳作だと思います。但し、爽快感は欠片もありません。
結局は貧乏人同士が潰し合わなければならない運命が何とも皮肉ですね・・・
中盤、貧乏人の"臭い"についての話題が出てきたので、直観的に物語の重要なキーワードになりそうだな~と思いましたが、そう来ましたか・・・
韓国の他の映画やドラマでも貧乏人の"臭い"云々の話題は割と出てくるように思いますが、あちらでは一般的な表現なのでしょうか?
J.J.フォーラムさん [地上波(吹替)] 5点(2021-01-10 20:43:48)
6.《ネタバレ》 話題作なので期待して見ました。後半、地下の男が出てきたくらいからサスペンス調になってきましたが、結局はめちゃくちゃな展開でした。なぜ、地下男は娘を刺し金持ち主人を刺したのですか?地下に逃げ隠れた父親はモールス信号で息子に何を言いたかったのですか?監督も最後をどういう風にオチをつけようか分からなくなったように思います。こういう展開ならにやにやするくらいの終わり方のほうが良かったと思います。何でこんな映画が高評価されたのか全く理解できませんでした。
黒部の太陽さん [地上波(吹替)] 5点(2021-01-10 09:46:50)
5.《ネタバレ》 面白い要素はあったが、最後の殺人シーンで一気に気分が悪くなった。
韓国の文化や内情を知っていないと理解できない部分が多いと思うが、アカデミーに選んだ人はもちろん細部まで理解できたんでしょうね。

頭が良くて才覚があっても生まれもってのカーストによって半地下の生活から抜け出せない社会に一石を投じたいの?
社会風刺なのかコメディなのかサスペンスなのかホラーなのか、よくわからない。

大体、高給をもらってながら旦那を地下室で囚人のような生活をさせる必要ある?
その割には旦那さん清潔だし元気いっぱいだし。
モールス信号でチカチカしてる電球なんか見つかった瞬間に交換しろと言われるでしょう。
昔の豪邸にはたいてい地下シェルターがあると言われているのに、そこまで探さず蒸発したで済ます警察とか。

前の家政婦夫婦も主人公一家も同じ穴の狢。秘密を共有して仲良くやればよかったのにね。
banzさん [映画館(字幕)] 5点(2020-03-03 04:01:07)
4.《ネタバレ》 まさにこれがアカデミー賞の宣伝効果ってやつで、過去に韓流ドラマ等に全く興味なく、韓国映画も1本も見たことのない小生。カンヌとのダブルクラウンがなければ、間違いなくスルーのはずの本作でしたが、2000円弱払って観てきましたよ。
でもね。うーん。1917はこれに負けたのか―、って感じの内容でした。
感動した?・・・No
内容に衝撃を受けた?・・・それほどでも。むしろ最後の展開は無理があると感じちゃった。
笑えた?・・・ちょっとはね。でも、大半は北朝鮮がらみネタで。
って感じで。
主人公家族より、むしろ富豪の奥さんと娘さんに感情移入しちゃって、気の毒でした。
前述のとおり、韓国映画に関する知識が全くないので、何かシンボリックなものを見逃してる可能性はありますが。
Northwoodさん [映画館(字幕)] 5点(2020-02-24 17:34:42)
3.《ネタバレ》 アカデミー賞作品賞を受賞したというので、少し期待を持ちすぎてしまいました。。。悪くはありませんが作品賞をというレベルではないですね。家族4人で詐欺を試みるストーリーは万引き家族を彷彿させます。万引き家族よりは内容は良かったですが。しかししょせんこの家族は全員犯罪者です。なお、この家族の娘は殺される必要はなく大怪我でも良かったと思います。またなぜ父親は金持ち旦那を刺殺したのか最後まで理解できなかったです。なお「パラサイト 半地下の家族」という邦題ですが、メインストーリーは金持ちの宅での出来事であり、「半地下」はあくまでも背景にすぎませんので、「半地下」を前面に出すのは違和感を感じます。。。
みるちゃんさん [インターネット(字幕)] 5点(2020-02-21 03:47:54)
2.《ネタバレ》 お金持ちの家にパラサイトを進めていく過程は、テンポが良くて、コメディー・シリアスのバランスもちょうど良かった。

前半は良かったんです、すごく!

ただ、後半に入っていくと・・・う~ん。

いろんなジャンル(コメディー、社会風刺、シリアス、ホラー)をごちゃごちゃ詰め込み過ぎて、
少しいい意味で、だいぶ悪い意味で予想外な展開が多かった。

あと、要所要所のあからさまな問題提起は、
鑑賞に夢中になっていた自分を冷ますような感じで、逆効果。

こういうお説教臭い映画がアカデミー賞の選考委員はお好みなのでしょうか?
2年で12キロさん [映画館(字幕)] 5点(2020-02-16 22:31:20)
1.えらく評判がよくていろんな国際映画祭の賞をいくつか受賞していることと昨今の日韓の軋轢を理解し、隣国をより良く理解する一助にならないかと思って映画館に出向きました。結果は完成度という点ではかなり高得点をつけてもいいけれど、隣国を理解できるかという点においてはほとんど得るものがなありませんでした。それになんと言っても後味の悪さ、胸糞の悪さは半端ではありませんでした。このままで行けば本作品はオスカーの外国語部門にノミネートされるのではないかと思いますが、今まで日本の作品でノミネートされたり受賞に漕ぎ着けた作品は全て、多かれ少なかれ、日本をアピールするものでした。そうでない場合は、アニメ作品に顕著ですが、「魔女の宅急便」のように外国を舞台にしたりしています。でも本作品で韓国を写しているところだあるとしたらそれは階級格差なのか、作品の中盤で登場する多重債務男なのか。。。 鑑賞中半ばで隣に座っていた中年のアメリカ人男性が席を立ちました。エンドロールの時に後ろに座っていた若いカップルが「良かった!」と言ったので「ハリウッド映画のコピーじゃない。だったら字幕のないハリウッド映画を見た方がいい。」と言ったら納得していました。家に帰ってから「おくりびと」の巻頭の部分を見ましたが、やはりのっけから仏教の様式美とチ〜〜ンの音。。。本作品をあえて劣化コピーとは呼びませんが、監督も製作者もハリウッド映画を見まくって「こうでないといけない」という型を学んで模倣しているとしか思えませんでした。本作品の完成度に高得点を付けるのは構いませんが、世界の知られざる文化を紹介しているかいないかという点においてはオスカー受賞は別の作品であって欲しいです。過去に7点をつけた韓国作品の「シュリ」も同じで最近減点しようと思っていたのであらかじめ低い点をつけておきます。暴力と流血がダメな方にはお勧めしません。
かわまりさん [DVD(字幕)] 5点(2020-01-24 02:35:40)
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【点数情報】

Review人数 111人
平均点数 6.78点
000.00%
110.90%
221.80%
343.60%
421.80%
598.11%
61917.12%
73430.63%
83027.03%
998.11%
1010.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.60点 Review5人
2 ストーリー評価 7.00点 Review7人
3 鑑賞後の後味 5.75点 Review8人
4 音楽評価 7.40点 Review5人
5 感泣評価 5.00点 Review3人
chart

【アカデミー賞 情報】

2019年 92回
作品賞 受賞 
監督賞ポン・ジュノ受賞 
脚本賞ポン・ジュノ受賞 
美術賞 候補(ノミネート) 
編集賞 候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞長編国際映画賞

【ゴールデングローブ賞 情報】

2019年 77回
外国語映画賞 受賞 
監督賞ポン・ジュノ候補(ノミネート) 
脚本賞ポン・ジュノ候補(ノミネート) 

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