1.ちょっとまとまり感が悪いような気がした。
これは、恐らくマスコミ等のファッションに振り回されるファッション業界を完全に皮肉っているのであって、ファッションそのものを否定しているわけではないからだろう。
これだけ多くのデザイナーが協力して作られているわけだから。
しかし、ラストのショーを見る限りファッションそのものにも何らかの問いかけをしているのも事実。
方向性を見失いがちなファッションの在り方を「裸」という原点に戻ったことで何が大切なのかを考えざるを得なかった。
この映画の中で一番美しいショーはあの裸だったからなあ。
「何を着るかではなくてどう着るか」ファッションは深い。
本物のデザイナーにまぎれて、ラガーフェルドやガリアーノ、昔のマックイーンに似ている人が出てるのが面白い。