7.《ネタバレ》 期待してみただけに、評価が辛めになっちゃいます。
オープニングから中盤くらいまでは、雰囲気があって非常に良いです。
『ギャオス』にしろ『ガメラ』にしろ、「いったいこれは何だ?」と姿を現すまでの緊張感は素晴らしい。
ギャオスの糞の中から出てくる関係者の持ち物。この画が、生物としての生々しさを感じさせて期待が膨らみます。
これは『ゴ○ラ』とは一味違うぞという気にさせてくれます。
そして後半。ガメラとギャオスのガチンコ対決。一番の見せ場、が、なんか一番かったるいのは気のせいでしょうか。
やはりここは普通の怪獣映画なんですね。また、どうしても怪獣が出てきてからは模型を使ったシーンも多くなるため、テンションが下がってしまいます。飛行シーンの合成具合なんかは作り物感が半端ないです。
中盤以降の、出来ない描写を無理矢理力技で作っちゃうような画よりも、、前半のようにできる範囲で限りなくリアルに近づけている画のほうが好き。
また、伊原剛志の少々わざとらしい演技や、藤谷文子の棒読みも、鑑賞のジャマになっちゃうレベルです。
ただ、ストーリーは良かったです。
地元福岡の映像がたくさん出てくるのも嬉しい。