2.ラブ・ストーリーには違いない。だが、J.LOもカヴィーゼルも重いバックグラウンドを背負っているだけに、かなり暗い映画。間違っても爽快感など期待しないように。それにしても、過去にうじうじ悩んでいる人間を見ていると、ハッキリ言っていらいらする。悩んでも変わらないのだし、スパッと切り替えられないのか。逆に言うと、それだけ2人の傷は深いものだったのかもしれないが、それにしては過去との決別の仕方に、説得力がない。どうしてお互いがお互いを癒せたのかがまるで伝わってこない。何故なら、この2人が一緒に話したりしているところでも、見てるほうにはちっとも楽しさが伝わってこないのだから。どうにも相性がいいとは思えない。それで運命の出会いなんて言われても、せいぜい「ああそうですか」で終わり。