大巨獣ガッパのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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大巨獣ガッパ

[ダイキョジュウガッパ]
1967年上映時間:84分
平均点:4.65 / 10(Review 26人) (点数分布表示)
公開開始日(1967-04-22)
SFアドベンチャーファミリーパニックもの特撮ものモンスター映画
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タイトル情報更新(2023-07-16)【イニシャルK】さん
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監督野口博志〔監督〕
助監督小沼勝
キャスト川地民夫(男優)週刊誌「プレイメイト」記者 黒崎浩
山本陽子(女優)カメラマン 小柳糸子
小高雄二(男優)生物学者 殿岡大造
和田浩治(男優)町田
藤竜也(男優)ジョージ・井上
山田禅二(男優)かもめ丸船長
杉江弘(男優)新聞記者
長尾敏之助(男優)陸司令
加原武門(男優)長老
雪丘恵介(男優)週刊誌「プレイメイト」社 社長
原作渡辺明(原案)
音楽大森盛太郎
作曲大森盛太郎「がんばれ仔ガッパ」
米山正夫「怪獣ガッパ」
企画児井英生
配給日活
特撮渡辺明(特殊技術)
美術小池一美
編集辻井正則
録音高橋三郎
その他IMAGICA(現像)
あらすじ
記者の黒崎らは社長の命を受けて、テーマパークの生物採集のため、噴火中のキャサリン諸島オベリスク島に上陸。謎の石像を尋ね辿り着くが、地震によって石像は倒れ、その跡には洞窟の入り口が出現した。中へと入っていくと地下には巨大な地底湖があり、巨大な骨やガッパの卵があった。そして、島民の反対を押し切って、孵化したガッパの子を日本へ連れ帰った。やがて、親ガッパが怒りに荒れ狂って日本に襲来。日活の唯一、最初で最後の本格的怪獣映画。
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2.《ネタバレ》 怪獣映画ブームの頃の4大怪獣(ゴジラ、ガメラ、ギララ、ガッパ)のうちガッパだけは未見のまま大人になった私ですが、しかしamazonプライムで配信されていたのでついに見る事が出来ました。

冒頭で美樹克彦の歌うファンキーな大巨獣ガッパの歌に仰天しつつ、本編を観ると意外と真面目な作りです。
他の怪獣映画が怪獣を基本的に悪、あるいは善に描いて「勧善懲悪」的娯楽映画気味に描いていたのとはちょっと違う方向性の作り。
とはいえそれが成功してるかというと疑問です。
山師の社長の命をうけて見世物用に連れてきた仔ガッパを親が取り返しにくるというあらすじは、古くはキングコングあたりにつながる怪獣映画の基本中の基本のストーリーなのですが、しかし自分たちで子供誘拐しといてそれを返してなんかいいことしたぞ感を出されても観ていて釈然としません。
いやマッチポンプだし。てか映画中で沢山被害が出てるんですが、みんなあなたたちのせいですよ?と。

あからさまに人間性に問題のある山師の社長も、あれは最後ガッパに殺されないとダメでしょ。
雰囲気にあてられて心を入れ替えましたよ風の空気だしてますが、いや途中のゲスっぷりは明らかに死んでくれないと観客が納得しないレベルです。

ストーリーやキャラ造形は、この時代の日本人の倫理等のレベルがわかるわけで、まぁ日本もこんな時代があったんだな、と今観ると思ってしまうわけです。
(と他人事のように書いてますが、そもそも私ガッパ作られた頃はすでに生まれてたわけで、この時代を知らないわけでもないんですが笑)

そして何より怪獣映画として大問題なのは「ガッパ」自体の造形のカッコ悪さ。ほんとコレは大問題。
ゴジラに続けとガメラがつくられそしてギララとガッパが作られたわけですが、その中でもやっぱガッパのカッコ悪さは群を抜いてます。
怪獣映画である以上、最低限ガッパはもうちょっとかっこよくあるべきだったんじゃないか、と。

まぁこの映画が日本の怪獣映画の歴史の中で「こんな作品もありました」レベルで語られるだけで終わってるのは、つまりはその程度の映画だったから。これにつきると思います。
あばれて万歳さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-11-11 03:11:42)
1.《ネタバレ》  ストーリー展開が「怪獣ゴルゴ」そのままな訳ですが、それを差し引いても「ガッパという怪獣だからこその魅力」をあまり感じられない内容だったのが寂しいですね。
 熱線を吐いて戦車を爆発させる描写、翼から生じる風圧で瓦が剥がれていく描写なども、ゴジラとラドンの良いとこ取りを狙ったんでしょうけど、それが結果的に個性を削ぐ形になっていたと思います。

 そんな中、忘れられないインパクトを与えてくれるのは主題歌の存在。
 最初に聴いた時こそ(なんじゃこりゃ)とズッコけたけど、二度、三度と聴く内に(あれ……案外良い曲かも)と思えてくるんだから、全くもって不思議。
 牧歌的で、如何にも昭和特撮ソングってノリなのが、映画の内容とも良く合っていた気がします。

 現代の観点からすると特撮がチャチだとか、島の原住民がどう見ても肌を黒塗りしているだけの日本人だとか、欠点と呼べそうな部分は多々あるんですが、まぁ御愛嬌。
 河童というより鳥みたいな外見だなぁと思ったら、本当に劇中で「鳥に近い生態を持っている」という研究結果が出るのは面白かったし、人間側に「仕事にかまけ、娘に素っ気ない父親」を配置し、家族の事だけを考えて行動する怪獣側と対比させているのも良かったです。
 「女性は仕事を頑張るよりも、家庭に帰ろう」というメッセージが提示されているのも、当時の世相が窺えて興味深い。

 ただ、ガッパが蛸を咥えているシーンに関しては、特典の解説によると「我が子に食べさせようと蛸を持参する親の優しさ」を表しているそうなのですが、ここはもう少し分かり易く、映画単体を観ただけでも伝わってくるように描いて欲しかったですね。
 解説されないと(なんで蛸?)と戸惑っちゃうし、解説を踏まえた上で観れば良いシーンだと思えるだけに、実に勿体無い。

 後は……クライマックスにて、親が子に飛び方を教える流れも感動的で良かったんですけど、空港のセットが簡素過ぎて、せっかくの感動が冷めちゃう辺りも「勿体無い」「惜しい」って思える部分。
 城や都市部のセットは結構頑張っていたのに、よりにもよって最後の最後で一番力の入っていない空港のセットが舞台となっている訳で、なんかチグハグなんですよね。
 背景の書き割り感も凄いし、地面には滑走路に見えるようマットを敷いているだけって丸分かりだしで、せっかくの感動的な音楽や、ガッパの涙が台無しになっている形。
 これって「中盤のセットは稚拙だが、クライマックスでは流石に気合いが入っている」という形なら、大分印象が違っていたでしょうし、本当に(もっと上手くやればいいのに……)って、じれったくなっちゃいます。

 本来は畑違いの日活が、当時のブームに乗って怪獣映画に手を出してみた一本、という事で、やはりその辺りの「手探り感」「ノウハウの無さ」は、如何ともしがたいものがあったのでしょうね。
 そういった背景の諸々も含め、色々考えながら観る分には楽しめたけど、純粋に娯楽作品として考えると、ちょっと厳しいかも。

 ともあれ、怪獣映画好きであるならば、押さえておいた方が良い一本だと思います。
ゆきさん [DVD(邦画)] 5点(2018-04-09 12:42:26)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 26人
平均点数 4.65点
000.00%
113.85%
2311.54%
3519.23%
4415.38%
527.69%
6726.92%
7311.54%
800.00%
900.00%
1013.85%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review2人
2 ストーリー評価 3.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 4.66点 Review3人
4 音楽評価 4.25点 Review4人
5 感泣評価 5.00点 Review2人
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