2.劇場公開の時には何か「感動作」っぽい宣伝していたんだけど、見てビックリ。ブラックジョークたっぷり(だけんど不発気味…)のコメディやおまへんか。 冒頭、アフリカの地と人間にとんと理解のない主人公が、てっきり性病にかかったかと慌てふためくあたりから、見ているこちらはこのボンクラ野郎に脱力しきり。ショーン・コネリーの医者は何だかゴルフばっかやってるし(アフリカのコースを回りたいために出演したんと違うんかい!)、死んだダンナの埋葬をめぐる現地女のエピソードは笑っていいのかシリアスなのか分からんし、ただ途方に暮れるばかりです。けれどまあ、作り手たちは、そういった「わけ分からなさ」こそが、イギリス人にとって(そしてこの映画を見ているぼくたち日本人にとっても)の「アフリカ」なのだといいたそうなフシもあり、それはそれで結構ご高尚な「異文化コミニュケーション」をめぐる映画とも言えそうなんだけど…。すみません、もう一度わざわざビデオ借りて見ようという気がどうしても起こらないんで。